FM77AV修理マニュアル

https://hirofumiiwasaki.booth.pm/items/1201589

シリーズ丸ごとBlogに書くのをすっかり忘れていたのだが、思い出したのでこちらにも備忘録的に書いてみる。レトロPC修理シリーズも幸いご好評を頂きこれで8冊目になるのだが、コツコツ続けるとこうなるのか、という好例でもある。

FM77AVは個人的に好きな機種なのだが、実物で遊べたのは実際にリリースされた1985年よりもだいぶ後の1990年代であった。友人宅でシルフィードとルクソールとヴァリスを遊ばせてもらい、これは凄いな!! とひとしきり感心したものだった。その後中古をゲット、ソフトウェアもちょっとずつ揃えて遊んでいた。

今回修理マニュアルを書いたのは他でもなく、壊れたからだ。具体的にはFDDにフロッピーディスクを挿入しても噛まなくなった、というのと、外部音声出力から音が出なくなった、という二点だ。前者は一年前に修理していたのだが、後者は今回修理した。明らかに機構的な問題とアルミ電解コンデンサーの抜けによる障害だったため、グリスアップ及びアルミ電解コンデンサーの全交換で復活させた。特に困った箇所もなく、大変素直な機種だなと言うのが所感である。

二点、赤外線ユニットとFDDのアルミ電解コンデンサーの交換は行わなかった。前者はそもそも使わないという事と、後者は特に問題無く今でも動いているから、というのが理由である。前者はさておき、後者はそのうちダメになるかも知れないため、機会を見つけて追記したいと考えている。特にこの辺の追加リクエストがあれば是非お寄せ下さい。

自作FM77AVのRGB21ピンケーブル

現在手持ちのFM77AVですが、かくかくしかじかな理由で知人宅にドナドナすることになりました。実はもう一セット確保してあるので、そちらをメインにすることに。

ところがディスプレイ接続ケーブルは一本しか無く、現在ごく一部で市販されてるの普通のRGB21ピンのストレートケーブルを繋いでも映らない仕様になってます。実はこれ、クロスケーブルじゃないと映らないんです。

正常に映るケーブルをテスターでひとつずつチェックすると、1番と2番がクロス、3番と4番がクロス・・・というルールで、9番-10番までクロスにする必要がありました。

ということで早速アキバにRGB21ピンケーブルを買いに行き、15年ぶりくらいに半田ごてを握る羽目になりました。当然コテも無いので新規購入。うーむ、高いぞ。まあ一生ものと割り切ってます。

ということでケーブルを分解し、一本一本の極細線の半田を溶かして半田吸い取り器で吸い取り、クロスさせて半田を流し・・・と、気の遠くなる作業を繰り返して無事完成!!

早速差してみると正常に映りました。音楽もバッチリ。2枚目の写真がFM77AV→電波新聞社XRGB-3→液晶ディスプレイで映ってるFM77AV版の夢幻戦士ヴァリスです。多分PC-9801版を超えて全機種中最高の出来なんじゃないかと私が思ってるバージョンです。

自作FM77AV-2キーボードケーブル

我が家のFM77AV-2のキーボード、赤外線ユニットはまだ生きているんですが、マシンをキーボードの横に置いてる関係上、真正面にマシンがある想定で受光ユニットを内蔵している状況下、やっぱりケーブルで接続した方がよろしかろうという結論に達しました。しかし、肝心のケーブルが無かったので、入手できないかと調べてみましたが、そんな20年も前のキーボードのケーブルが容易に入手できるはずもなく・・・

結局自作してしまいました。

コネクターを見たら4極4ピンのモジュラージャックだったので、こりゃ電話機で使われてるRJ-11じゃまいかと。早速ヨドバシカメラに行って、電話機の売り場に行けば・・・あるわあるわ、4極4ピンのケーブルがわんさと。通常の電話機で使われてるもの(6極2ピン又は4ピン)ではなく、何と本体と受話器の間のケーブルでした。

で、買おうとしたんですが、用途が受話器用なので、全部カールコード(くるくるになってるやつ)で、どんなに長いヤツでも1m程度。これじゃ棚から机の上まで届かない。

ってんで、普通の6極4ピンの5mケーブルを買い、カラの4極4ピンモジュラーとカシメを買って自作することにしました。

ニッパーで6極4ピンをさっくり切断、ガワを剥いて4極4ピンに差し込み、カシメるとあら不思議、あっさりと完成しました。

早速動作テスト、と思い差し込んで起動・・・してみるも、動作せず。ガーン Σ(´Д`lll)
説明書が欠落してるんで、どれがどのピンアサインなのか分からないのが致命的です。

落ち着いてよく考えると、電話機の6極4ピンはストレート結線であり、それをそのまま4極4ピンに付け替えただけでした。ひょっとするとリバース結線(ひっくり返したタイプ)にしないとダメじゃないか!?

折角カシメたピンを再度切断、ひっくり返してカシメ、差し込み電源を入れると・・・動いた!!

ということで、FM77AV-2のキーボードケーブルは、「4極4ピンモジュラーのリバース結線」でないと動きません。結論。

ちなみに後年のFM77AV20/40では6極4ピンの「ストレート結線」に変更されてるそうです。何で逆? ご注意あれ。
ってそそんな自作する人居ないか(笑)