FM77AV修理マニュアル

https://hirofumiiwasaki.booth.pm/items/1201589

シリーズ丸ごとBlogに書くのをすっかり忘れていたのだが、思い出したのでこちらにも備忘録的に書いてみる。レトロPC修理シリーズも幸いご好評を頂きこれで8冊目になるのだが、コツコツ続けるとこうなるのか、という好例でもある。

FM77AVは個人的に好きな機種なのだが、実物で遊べたのは実際にリリースされた1985年よりもだいぶ後の1990年代であった。友人宅でシルフィードとルクソールとヴァリスを遊ばせてもらい、これは凄いな!! とひとしきり感心したものだった。その後中古をゲット、ソフトウェアもちょっとずつ揃えて遊んでいた。

今回修理マニュアルを書いたのは他でもなく、壊れたからだ。具体的にはFDDにフロッピーディスクを挿入しても噛まなくなった、というのと、外部音声出力から音が出なくなった、という二点だ。前者は一年前に修理していたのだが、後者は今回修理した。明らかに機構的な問題とアルミ電解コンデンサーの抜けによる障害だったため、グリスアップ及びアルミ電解コンデンサーの全交換で復活させた。特に困った箇所もなく、大変素直な機種だなと言うのが所感である。

二点、赤外線ユニットとFDDのアルミ電解コンデンサーの交換は行わなかった。前者はそもそも使わないという事と、後者は特に問題無く今でも動いているから、というのが理由である。前者はさておき、後者はそのうちダメになるかも知れないため、機会を見つけて追記したいと考えている。特にこの辺の追加リクエストがあれば是非お寄せ下さい。

SCSIデバイスエミュレーターRaSCSIの設定方法

最終更新: 2019/02/19 21:15 (執筆時最新のRaspbian Strechと RaSCSI 1.43で動作確認が取れたので)

先日X68000初代の修理を終えたので、改めてGIMONSさんのRaSCSIの設定をいちからやり直してみた。なお、本設定の元に筆者はX68000XVIで常用している。

ちなみに、RaSCSI(ラスカジー)とは、要するにRaspberry PiをSCSIハードディスクみたいに使えちゃう、という古くて新しいナウなガジェットである。これを導入すると、何とX68000やらFM TOWNSやらPC-9801やらでSCSI起動ドライブをRaspberry Piで代替出来てしまうのである。しかもRaspbian経由で動くのでHDDイメージをWi-Fi経由でいじくる事も可能。恐るべきレトロ未来感覚・・・(ごくり)

※SCSI(スカジー)って何ですか? と聞かれたら困るんですが、まあ要はSATAのご先祖様のIDEのもっと昔のご先祖様と考えてもらえれば。機種を超えたドライブ接続の標準規格として1980年後半から90年代前半に大流行しました。接続する各ドライブにはIDを0番から7番まで設定して接続します。7台まで数珠つなぎ(デイジーチェーン)できます。

RaSCSIはLinuxのディストリビューションであるRaspbian(ラズビアン)の上で動くため、UNIX系の操作がある程度出来る事が前提となる。まあ、ここはしょうがないので諦めて慣れましょう。

念のため本記事の前提となっている我が家の環境も書いておく。

  • Raspberry Pi 3B + 秋月の3.0A電源
  • Gamernium版変換基板 ハーフピッチD-Sub版 (お願いして分けてもらったので多分初期型→初期型でした)
  • 30cmのSCSIケーブル(ハーフピッチD-Sub – フルピッチアンフェノール)
  • X68000 CZ-600C + CZ-6BE1(1MB)
  • SCSIボード CZ-6BS1

1. Raspberry Pi 3 Model BとACアダプターとMicroSDカードを買ってくる

どこかで適当に。どこでもいいと思うけど、専門店の方がいいんじゃないかなと。近所にお店があればそちらで是非。ちなみに少し高いPi 3 Model B+という高速モデルも出たのだが、どちらでもOK。だが、発熱が強いという話なので、安いModel Bの方が総合的に良いだろう。

3.0A USB出力のACアダプターも一緒に。出力が足りなくてちゃんと動作しないケースが多すぎるんで、最低限3.0Aは必須で是非。

マイクロSDカードは16GB、Class 10辺りを選択すべし。遅くても動くと思うけど、余計な不安要素は最初に潰して置いた方がいいかと。

2. RaSCSIボードを買ってくる

何種類か出ている模様。私はGAMERnium版を使っているので、以下の説明もGAMERnium版をベースにしている。該当部分は赤字にしているので適宜読み替えを。

3. Raspbian (Raspberry PiのOS)インストールと設定

Raspberry PiはRaspbian等OSで動く。ので、OSを起動しないRaSCSIは動かない。まずOSの設定から。

※つまり、RaSCSIが動作するまでにはOSが起動するまでの10秒くらい待たねばならない、ということ。実際に使う際には先に電源を入れるように。

最初にRaspbian OSイメージのダウンロード。Raspbian Stretch Liteを選択。Lite版ではないものもあるが、GUI等余計なものが入っているし、RaSCSIの動作にはほぼ役に立たない(むしろ余計なプロセスが増えて良くない)ので、最小構成であるLite版を推奨。

イメージ書き込みはRaspbian公式で推奨のソフトのEdcherをダウンロード。これでSDカードにイメージを書き込む。もし書き込みで進捗が進まない場合は、一回マシンを再起動して再挑戦。多分それで治るかと。

書き込んだSDカードをRaspberry Piに差して起動。

  • HDMIケーブルでモニターに差す。
  • USBキーボードを差す。
  • マイクロUSB電源を差す。

マイクロUSB電源を差すと勝手に起動する。黒い画面でログオンプロンプトが出てきたら、ID: pi, Password: raspberry でログオン。以下のWi-fi・タイムゾーン・言語の設定を行う。

$ sudo raspi-config

青い画面のメニューが出てくるので、そこから下記の設定を行う。

  • ホスト名の変更 (わかりやすい名前に変更しておこう)
    • 2 Network Options > N1 Host Name
      • (適当な名前。筆者はrascsixviとした) 
  •  Wi-Fiの設定
    • 2 Network Options > N2 Wi-Fi
      • Select the country: JP
      • SSID: <WIFI_SSID>
      • Password: <WIFI_PASSWORD>
  • 地域・エンコーディング設定
    • 4 Localization Options > I1 Change Locale
      • →ja_JP.UTF-8
      • →Default: C.UTF-8 (ja_JPを標準にするとメッセージが化けるので)
  • タイムゾーン設定
    • 4 Localization Options > I2 Change Timezone
      • →Asia/Tokyo
  • キーボードレイアウト
    • 4 Localization Options > I3 Change Keyboard Layout
      • →使っているもので。USキーボードなら変更不要。
  • 国設定
    • 4 Localization Options > I4 Change Wi-Fi Country
      • →JP
  • 更新
    • 8 Update
      • →Wi-Fi設定が合っていれば勝手にダウンロードを開始するので待つ。もしエラーが出たら上記のWi-Fi設定が間違っているので要再確認

上記が終わればFinishで完了後、再起動を聞いてくるのでYesで再起動。もしホスト名を変更していなければ再起動を聞いてこないので、下記で手動にて再起動。

$ sudu shutdown -r now

10-20秒ほど待ってSSHより再ログイン。その後、SSHサーバーを有効化する。これで外部マシンから繋がるようになる。

$ sudo systemctl enable ssh
$ sudo systemctl start ssh

Raspberry PiのIPアドレスを控えておく。確認する項目は”wlan0″で、IPアドレスは “inet”の項目。後ほどここに接続する。

$ /sbin/ifconfig -a

実機での作業はここまで。以降はWindows/Mac/Linux機からSSHで接続して作業する。

4. RaSCSIのインストールと設定

Raspbianを直接いじくるのはめんどくさいので、これ以降はリモートで作業。ここでRaspberry Pi 3からHDMIケーブルとUSBキーボードは外してOK。電源ON状態でいきなり抜いてもOK。

まずSSHクライアントを入れる (WindowsだとPoderosa辺りで。macOSだと標準で入っているので、Terminalから”ssh -l pi <IP_ADDRESS>”で接続)。

次にSFTPクライアントを入れる (WindowsだとWinSCP辺りで。MacだとFileZilla辺りか)。

SSHで控えておいたIPアドレスに接続する。接続出来たら、まずOSを更新し、一旦最新にしておく。あと、時刻同期のためのNTPクライアントとしてchronyもついでに入れておこう。終わったら恐らくカーネルが最新に置き換わってる可能性大なので、一旦再起動。

$ sudo apt-get update;sudo apt-get -y upgrade
$ sudo apt-get install chrony
$ sudo shutdown -r now

10-20秒程度待って再度SSHよりログオン。

それでは本作業開始。外部マシンでRaSCSIをダウンロード。「RaSCSI version 1.43 for RASPBIAN STRETCH 」を選択する。(バージョン番号は適宜読み替えて)

もしRaspbian側で直接ダウンロードしたい場合は、curlというコマンドが使えるので、それで直接ダウンロードのURLを叩いてしまう。ダウンロードしたものはファイルとして保存する必要があるので、”-O”オプションを忘れずに。

$ curl <FILE_URL> -O

もしくは、リモート側でダウンロードして、RaspberryPiにSFTPで転送する。転送後、Raspbian側でZIPを伸張する。

$ unzip rascsi143.zip

展開したファイル内の “bin/raspberrypi/rascsi.tar.gz” が本体。これを更に伸張する。

$ cd rascsi143/bin/raspberrypi
$ tar xvzf rascsi.tar.gz

これでRaSCSI側の基本準備は完了。

次に、SCSI HDDイメージを作成する。作成はXM6で。XM6のインストールや操作方法は割愛。XM6を起動させ、メニューの”Tools > Make a new SCSI Fixed Disk”でSCSI HDDイメージを作成する。一旦XM6の最大値である4GB(4096MB)で作成しておいてもOK。

但し、SCSIとして利用する機種・OSによって最大値が決まっているのでそれに従う。例えば、X68000でSCSI利用であればブートパーティションは1GB以内であるべきだし、更にそこにXCをインストールする場合は768MB程度に抑えておかないと途中でエラーで止まる、等々の制約があるのでそれに倣うよう。

作ったHDSファイル(以下ファイル名を”x68000scsi0.hds“とする。何でもOK)をSFTP等でRaspbian側のrascsiディレクトリーへ転送する。転送が終わったら、基板に応じてバイナリーを選択し起動してみる。(ここではgamernium版の例)

$ sudo gamernium/rascsi -ID0 x68000scsi0.hds

正常に起動したら以下のメッセージが出る

SCSI Target Emulator RaSCSI(*^..^*) version 1.43
Powered by XM6 TypeG Technology / Copyright (C) 2016-2019 GIMONS
Connect type : GAMERnium.com version
---+------+---------------------------------------
ID | TYPE | DEVICE STATUS
---+------+---------------------------------------
 0 | SCHD | x68000scsi0.hds
---+------+---------------------------------------

上記がうまく動いたら、起動しっぱなしになる。そのままではどうしようもないので、一旦Ctrl+Cで停止させる。

5. RaSCSIの自動起動設定

一旦うまく動いたらしめたもの 。が、このままではRaspberry Piの電源をOFFにしたらプロセスが未起動状態となり、また上記の起動を手動で行わねばならなくなる。自動で全部Ready状態にするために、下記の作業を最後に行う。

まず、HDDイメージファイルであるHDSファイルをOS上適切な位置に配置する。SysV以降の習わしとしては、可変ファイル(variable files)は /var 配下に置くことが決まっているため、RaSCSIもそれに従おう。/var/rascsi ディレクトリーを作成し、そこに移動する。

$ sudo mkdir /var/rascsi
$ sudo mv x68000scsi0.hds /var/rascsi

次に、RaSCSIをRaspbian上の適切な場所へ移動する。apt等で管理されない所謂「オプショナルパッケージ (optional packages)」は/optに置くのが同じくSysV以降の習わしなのでまず移動。複数のバージョンを管理したいのと、バージョンアップ時に楽をしたいので、バージョン番号付きのディレクトリーにリネームしながら移動して、シンボリックリンクを張っておく。これで新しいバージョンが出てもシンボリックリンクの作り直しだけでOK。

$ cd rascsi143/bin
$ sudo mv raspberrypi /opt/rascsi-1.43
$ sudo ln -s rascis-1.43 rascsi

※もし、RaSCSIが将来バージョンアップした場合は、シンボリックリンクを張り直してやろう。下記は1.44(まだ出てない)が出た場合の例。RaSCSIのデーモンを停止し、”rascsi”のシンボリックを最新のディレクトリーに張り替えて、デーモン再開、という処理となる。

$ sudo systemctl stop rascsi
$ sudo mv raspberry /opt/rascsi-1.44
$ cd /opt
$ sudo rm rascsi
$ sudo ln -s rascis-1.44 rascsi
$ sudo systemctl start rascsi

次にRaSCSIの起動スクリプトを作る。

$ cd /etc/systemd/system/
$ sudo nano rascsi.service

テキストエディターnanoで新規作成された「rascsi.service」に対し、下記をコピペする。(もちろんvimが使える方はそちらでも)

[Unit]
Description=RaSCSI
After=syslog.target

[Service]
Type=simple
WorkingDirectory=/opt/rascsi
ExecStart=/usr/bin/sudo gamernium/rascsi -ID0 /var/rascsi/x68000scsi0.hds
TimeoutStopSec=5
StandardOutput=null

[Install]
WantedBy = multi-user.target

上記をCtrl+X → [Enter]で保存する。systemctlに認識されるようになるので、rascsiプロセスを自動起動に設定する。

$ sudo systemctl enable rascsi
Created symlink /etc/systemd/system/multi-user.target.wants/rascsi.service → /etc/systemd/system/rascsi.service.

設定が終わった。自動起動するように変更されているはずなので、念のため再起動してみる。

$ sudo shutdown -r now

再起動後にプロセスが自動起動しているか確認する。SSHで再接続し、下記を叩いて表示が出ることを確認する。出ない場合は正常起動していないので、上記設定を再確認。

$ cd /opt/rascsi
$ gamernium/rasctl -l
---+------+--------------------------------------- ID | TYPE | DEVICE STATUS ---+------+--------------------------------------- 0 | SCHD | x68000scsi0.hds ---+------+---------------------------------------

6. X68000等にSCSI接続してみる

ここから先はFM TOWNSだったりPC-9801だったりと各者各様で良いかと思うので具体的には割愛。SCSIコネクターに接続し、先にRaspberry Piの電源を入れて10秒くらい待って、マシンを起動すれば、(ある場合は)RaSCSIボード上のランプが光ってマシン上でDevice ID: 0として認識する。あとはOSのインストール等々、通常のSCSI HDDとして煮るなり焼くなり好きにするが良い。

更に、X68000だけの特別追加機能として、イーサネット機能及びホストファイルシステム(ホスト機でSCSIドライブをネットワークドライブとしてマウントできる機能)等がある。詳しくは付属ドキュメントの”doc/x68k.txt”を参照のこと。多分ここで書くよりそちらを参照した方が良い。というかこの2019年に実機でSCSI使える人ならそんなこと書かなくても分かるでしょ! (が、あとで書くかも)→下に書きました

7. X68000からRaspberryPiのファイルシステムを丸見えにする

結局書いてしまった・・・ということで続き。RaSCSIにはX68000専用に二つの機能が提供されている。ひとつがRaspberryPiのEthernet機能を使わせてもらうネットワークデバイスドライバー”RASETHER.SYS”、もうひとつがRaspberryPiのファイルシステムを直接参照できるファイルシステムドライバー”RASDRV.SYS”。

前者は実際問題としてクライアントソフトとして古くさいtelnetソフトウェア等を使うことになりセキュリティー的に疑問なのでここでは取り扱わず、安全な後者の解説に留める。

この後者”RASDRV.SYS”であるが、下記の設定でX68000からRaspbianの中身を参照できる。ので、あとはRaspbian側とWindowsやらMacやらとSFTP辺りでファイルをやりとりできれば、何と稼働中のX68000とリアルタイムでファイル連携が出来るのである。何という万能感。X68000とのファイルのやりとりのためにSCSIのMOドライブを繋いでおく時代は遂に終わったのです(いや、とはいえ便利なのでMO環境は残しておいた方がいい気もする・・・)。

まず、RaSCSIの配布パッケージに含まれている “bin/x68k/RASDRIVER.HDS”のHDDイメージにRASDRV.SYSが含まれている。これをRaSCSIにマウントさせるだけでX68000からRASDRV.SYSを操作できるようになる。まずはここからだ。

手順としては下記となる。

  1. RASDRIVER.HDSをコピーする
  2. RASDRIVER.HDSをマウントさせる記述を追加、RaSCSIデーモンを再起動させRASDRIVER.HDSを認識させる
  3. X68000を再起動してRASDRIVER.HDSのドライブを認識させ、RASDRV.SYSをAドライブにコピーしてCONFIG.SYSを書き換える
  4. あと片づけ

では順番に見ていこう。

7-1. RASDRIVER.HDSをコピーする

RASDRIVER.HDSはRaSCSIの配布イメージの中に含まれている。これを/var/rascsiにコピーしよう。

$ sudo cp bin/x68k/RASDRIVER.HDS /var/rascsi

7-2. RASDRIVER.HDSをマウントさせる記述を追加する

これは上記で記述したスタートアップ設定ファイルに追記するだけだ。

$ sudo vi /etc/systemd/system/rascsi.service

中身をこのように変更しよう。緑色の箇所が追記したポイントだ。-ID1が仮想ドライブ用のブリッジデバイス名、-ID2がRASDRIVER.HDS用だ。この「ExecStart=」から「.HDS」までは一行で記載しよう。

[Unit]
Description=RaSCSI
After=syslog.target
[Service]
Type=simple
WorkingDirectory=/opt/rascsi
ExecStart=/usr/bin/sudo gamernium/rascsi -ID0 /var/rascsi/x68000scsi0.hds -ID1 BRIDGE -ID2 /var/rascsi/RASDRIVER.HDS
TimeoutStopSec=5
StandardOutput=null
[Install]
WantedBy=multi-user.target

これで再認識&再起動させる。きちんと認識しているかどうかまでrasctlを起動して確認を入れておこう。緑色の行が出ていれば成功。

$ sudo systemctl daemon-reload
$ sudo systemctl restart rascsi
$ /opt/rascsi/gamernium/rasctl -l

---+------+---------------------------------------
ID | TYPE | DEVICE STATUS
---+------+---------------------------------------
0 | SCHD | /var/rascsi/x68000scsi0.hds
1 | SCBR | RaSCSI BRIDGE
2 | SCHD | /var/rascsi/RASDRIVER.HDS
---+------+---------------------------------------

7-3. X68000を再起動してRASDRIVER.HDSのドライブを認識させ、RASDRV.SYSをAドライブにコピーしてCONFIG.SYSを書き換える

X68000を再起動させる。RASDRIVER.SYSはDドライブに登録されている筈である。中身にあるRASDRV.SYSをAドライブのどこかにコピーする(下記ではA:\SYS。どこでもよい)

>b:
>copy RASDRV.SYS a:\SYS

 “A:\config.sys” を開いて、RASDRVを登録してやる。

A:\> ed config.sys

下記の行を “DEVICE=” の最後の行に追加する。

DEVICE = \SYS\RASDRV.SYS

書き終わったら “ESC → E”で保存。その後にX68000のリセットボタンを押して再起動。起動時のログにD:ドライブが追加された、という下記のようなメッセージが出れば成功。

RaSCSI FileSystem Driver version 1.42
ドライブE:を登録しました

あとは起動完了後にEドライブを覗いてみれば・・・あら不思議、X68000からRaspberryPiの全てが見える!!

あとは、RaspberryPiに向けてSFTPでファイルを “/home/pi” 辺りに転送してやれば、X68000からは “E:\home\pi” で参照出来る訳です。無線でX68000とファイルのやりとりが出来るなんて21世紀は何て素晴らしいんでしょう!!!

ちなみに、Raspbianのルートから公開したくない場合は、”config.sys” の設定で下記のように記載すれば “/home/pi” の直下が “E:” ドライブの直下として見えるので、そのようにしても良いだろう。いやむしろそうした方が良いかもしれない。お好み・用途に応じて。

DEVICE  = \SYS\RASDRV.SYS /home/pi

7-4. あと片づけ

このまま使ってもらっても良いのだが、RASDRIVER.HDMのBドライブへの登録が残った状態になっている。最後に外してやろう。Raspbian側に戻り、登録を外す。

$ sudo vi /etc/systemd/system/rascsi.service

サービス定義からRASDRIVER.SYSを外す。

[Unit]
Description=RaSCSI
After=syslog.target
[Service]
Type=simple
WorkingDirectory=/opt/rascsi
ExecStart=/usr/bin/sudo gamernium/rascsi -ID0 /var/rascsi/x68000scsi0.hds -ID1 BRIDGE
TimeoutStopSec=5
StandardOutput=null
[Install]
WantedBy=multi-user.target

リロードし、念のためドライブ状況を確認しておこう。RASDRIVERの行が無くなってれば成功。

$ sudo systemctl daemon-reload
$ sudo systemctl restart rascsi
$ /opt/rascsi/gamernium/rasctl -l

---+------+---------------------------------------
ID | TYPE | DEVICE STATUS
---+------+---------------------------------------
0 | SCHD | /var/rascsi/x68000scsi0.hds
1 | SCBR | RaSCSI BRIDGE
---+------+---------------------------------------

最後にX68000を再起動させる。RASDRVがDドライブに変更されたはずである。前記「E:」で書いた箇所は全てD:に変更されているので読み替えを。もちろん、HDSイメージを何個もマウントするとこのドライブ名が後ろにどんどんズレていくことになるのでご注意を(これは恐らくHuman68Kの仕様)。

RaSCSI FileSystem Driver version 1.43
ドライブD:を登録しました

 

それではお宅のレトロマシンの幸せなSCSIライフを!!!

平成28年の振り返り その3 ビンテージPC篇

長くなったので3分割した3つ目です。ビンテージPC系をまとめました。

去年後半は、それまで確保してきたPCをひたすら修理する事に明け暮れました。引っ越しを機に棚卸しができ、丁度壊れ始めた頃だったPCを修理しつつ、これまで持ってなかった機種にも幸運に巡り会えたため、それもまた修理するという地獄絵図でした(笑)。

そもそも1980年代のビンテージPCを遊ぼうとすると、その大半は壊れているのが普通であり、ごく希に修理済みのものが大変高値で取引されていたりします。ただ、趣味にはあまりお金を掛けない主義の私としては、自分で修理出来てこそ長く遊べるだろう、とう信念の下、ついでに自分で修理する技術を獲得していこう、と決め、実行してきました。

お陰様で失敗も多々ありましたが、年末に修理したPC-88VAをはじめ、多くの成功事例も重ねることが出来ました。TwitterのレトロPCクラスターの方々にも多く助言をいただき、修理スキルとしては格段にレベルアップできた一年でした。勿論、PCの動作原理も更に深く理解出来た気がします。1980年代の、という枕詞が付きますが(笑)。まあ、最新のPCとかIoTも根っこの部分は大して変わってないので、勉強と思えば安いものです。

まずドツボにはまったのは、間違いなくこの辺から・・・

このボロボロのPC-6001mkIIを修理すべく奮闘するのですが、どうも動かない。まずはタンタルコンデンサーの総取っ替えから。

が、動かず。RFユニットがダメ?

途中で海外出張等を経て、頭を冷やしてもう一度やり直し。

結局ビデオ出力で動きました。修理成功。うっかり間違いは良くないですね。

その直後西田ラジオさんからスプライト機能拡張付PC-6001mkII用VGAアダプターが届き、中間色を含めた16色表示環境が完全復活。

その後ばくてんさんの所から戦士のカートリッジver.2.0が届き、いろいろ便利になりました。

このP6版Ys-IIは実機動作させると衝撃度が凄いです。

そしてベルーガの本物も。この突き抜けたクオリティが素晴らしい。それもこれもP6を修理出来た上にあるわけで、ここで味をしめていろいろ手を出す(=沼にはまる)のでした。

平行で福岡FM爆音会で見たしらけんさんのPC-9821Ltがいいな、と思って数千円でこれを入手。これは乾電池漏れで中身が死んでいて、修理してるうちに液晶の同期が合わなくなり死んでしまいました。残念無念。

あまりにも奮闘が長すぎるので結論へ。動きませんでした。残念ー。修理してる最中に熊本の震災が起き、それどころじゃなくなりました、ということもあります。まあ、集積度の高い98ノート修理は鬼門ですね・・・

その後、懲りずに九州電遊博で大量にゲット。PC-8801mkIIMR、PC-9801UV21、PC-9821Ap2/M2の3台。これを修理しはじめる訳です。書いててうんざりします(笑)

そしてその前に死蔵してた初代X68000を修理。

これは成功。電池交換だけで済みました。初代は情報が少なく、特に電源周りではいろいろ手間取りましたが、何とかクリア。

電源は綺麗で特に死んでませんでした。いろいろ聞くところによると、初代機は比較的丈夫だそうです。環境にも依るかな。下記Tweetで書いてる「電解液」は、単なるホットボンドの白でした。

そしてゲームは動く。成功。

これで勢いを増して修理開始。まずは簡単そうなPC-9801UV21より。FDD含め分解清掃したらあっさり動きました。

ただし、ビデオ周りでエラー音が出て、縦線が出る状態。ROMの足の接触か、電解コンデンサーもしくはタンタルコンデンサー死亡でノイズが除去出来てない状況か、どちらかと考えられます。

どっちにしても面倒くさいので一旦放置で次。時間を作ってROM周りを綺麗にしてみます。それで治らなかったら、タンタル&アルミ電解コンデンサー全交換コース。実に面倒です。

次、PC-9821Ap2/M2。非常に珍しい5.25インチドライブ版。表面実装電解コンデンサーの死亡率が極めて高い凶悪な機体として悪名をとどろかせています。

電解コンデンサーがかなり酷い状況、というか全滅状態なので全部交換することに。

が、案の定動かず。原因として考えられるのは(1)電解コンデンサー漏れが激しい箇所で見えない所のパターンが朽ち果てている、(2)電源の5Vか12Vが不安定でシステムが起動しきれない、辺りかと。前者は特定がかなり難しいが、後者であれば(今であれば)電源修理でなんとかなる。

ということで最後のPC-8801mkIIMRへ。

いきなり難所。背面ネジが錆びて朽ち果てている。開けられない。強引にネジザウルスで頭を破壊しながら回転。無事抜き取った。

何とそのまま動いた。FDDがやばそうな感じ。

Twitterに書くのを忘れてたけど、ドライブ1側のノブシャフトが強い力で折れ曲がっていたので、力任せにまっすぐに伸ばし、芋ネジで位置を調整して分解清掃。これで治った。

結果修理大成功。我が家にSRに続き2台目のPC-88SR以降4Mhz機が。

プロテクトのお陰で起動タイミングがシビアすぎるドラゴンスレイヤーも無事起動。完全復活の名に相応しい。

この後、FM爆音会に持っていって大活躍しました。持って行くに当たって、掃除機並みの爆音ファンを静音ファンに交換しました。風量はそこそこ確保出来ているため、問題無さそう。ただ、夏場や8Mhz機に究極静音型はちょっと考えた方がいいかもです。

FM音源も完璧。SSG音とのバランスもおかしくない。

ということで大活躍でした。

今年はこれで終わりかな、と思ってたら最後に伏兵が。何と、ひょんなことからPC-88VA(初代)をゲット。だってお店にある、って言うもんだから・・・

で、開腹したら壮絶なゴミの山。人生で一番汚いPCに出会った感じ。これは幾ら何でも生きてないだろうとこの時点で覚悟しました。

ところが、何とこの機体、かなりレアなPC-88VA専用サウンドボードIIを内蔵していることが判明。ぶつくさ文句言いながら作業してたらUME-3に教えてもらいました(笑)

で、綺麗にして周りを見廻すと、やっぱり電源のコンデンサーの防爆弁が膨らんでいるのが気になったので、人生初の電源修理に挑戦。もちろん、事前に数年間Webでかなりの事例を見て調べてます。元々X68000の電源を修理するつもりが何の因果か当時のライバル機側を修理する事になるとは。しかも両方初代機。

いろいろな事例を見てると、一番でっかいコンデンサーを交換しない事例が多数見られたのですが、この電源の場合は例外なく全て交換しました。全て105℃品で統一しています。理想を言えば電源用の数個上のグレードが相応しいということを後で知ったのですが、まあそんなに88VAで長時間遊ぶことも無いと思うので一旦これで良いでしょう。そもそも対応ソフト少ないし。

もちろん、電源修理は危険なので、特に半田付けを原因とする短絡事故には気をつけましょう。最悪、丸ごと燃えて火事になります。

無事だったので組み上げて、V2モードで動作成功。

V3モードも成功。

ということで、何というか奇蹟というか、年末に絶対死んでると確信していたPC-88VAが動いてしまいました。気をつけたのは、電池漏れで緑色や茶色に表面が錆びている箇所を無理にIPA等で拭かず、そのままにした、ということです。将来サビが進行して死ぬかも知れませんが、元凶を取り去っているため進行は遅く、仮にパターンが切れたときにはそのときに都度ジャンパーを飛ばして対処するのが正しそうです。

ということで3回に渡ってまとめた平成28年(2016)のまとめ、一旦これで終わりにします。他にもジャンクのPS2とか家庭用機を修理したりしてるんですが、まあネタ的に面白そうなのはこの辺かなと思うのでこの辺で。しかし、見事にNEC機ばかりですね。かなり普及してたという事もありますが、逆に壊れやすいということもあるかと思います(笑)。ひとこと言いたい点としては、内蔵電池と四級塩コンデンサーの二大元凶は想像以上に酷い、ということですね。

今年平成29年(2017)は、手持ちの稼働中機体(NEC以外を含む)のメンテを前半に完了させ、万全の状態で遊ぶ、です。なかなかまとまった時間が取れないので難しいですが・・・

おまけ。GeniusというAppleIIのゲームを海外から作者様に送ってもらいました。我が家のApple IIGSで音楽が聴きたいので、Mockingboard(の互換カード)の入手も今年の目標です。

Dragon Slayer II Xanadu 30th Anniversary

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This picture is with “Xanadu Bible”, the 30th fan book, with five different versions of Xanadu. I believe I have three additional versions including PC-9801, PC-8801mkIISR (earliest version), and MSX2 version, but cannot find at that time.

I love the Japanese 8-bit computer games, especially with Dragon Slayer series of Falcom.

Genius Mr. Kiya Yoshio and some special members were build 8 Dragon Slayer series in Falcom, and I believe the second released “Dragon Slayer II Xanadu” (1985) was the best Japanese computer game I’ve ever played so far.

When the Xanadu released, I was a elementary school so cannot played due to no 8-bit computers.

My first playing of Xanadu was high school student. When I purchased 16-bit computer PC-9801RX, firstly I ordered Xanadu PC-9801 version to Falcom directly by telephone, because there’s no packages in local computer shop. Already 5 years passed since the release, and the latest Dragon Slayer was V “Sorcerian” at that time.

Unfortunately the PC-9801 ported version only supported BEEP sounds and I was so disappointed due to the poor environment (but 16-bit! unbelievable…).

After that, I got 8-bit computers X1F and PC-8801mkIISR from my friend, and played Xanadu in each version. So surprised the qualities and difference of musics. X1 version was the first release with PSG sound, and PC-8801mkIISR version was with FM with PSG sounds.

Xanadu was the excellent game systems as a RPG-styled but almost puzzle game (Almost all Dragon Slayer series is the RPG-styled puzzle game I believe).

Each monster was limited amount in the world, so player must construct the route for killing last dragon. The route for ending is almost infinite, and each offense item, defense item, magic, and  item has experience points for its effects.

Due to the great rule of the game, there’s many fans in Japan. And this year is the 30th anniversary. And here’s the fan book of it, written by and . This book covers tons of information for it, including version differences, developer’s interviews, and many trivia. Great information I’ve ever read. Masterpiece of Xanadu.

http://xanadu30th.blog.fc2.com/

You could purchase from this site, but unfortunately sold out. Keep waiting next announcement if you want to get it.

http://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0030/30/63/040030306372.html

If you have any interest for playing Xanadu in  your Windows, you can purchase porting version from EGG here (this based on PC-8801mkIISR version, with rich FM music. Best version of all).

http://bit.ly/1QhkJ9X

I have original versions and sometimes playing with my PC-8801 and X1turboZ real 8-bit machine. I believe no emulation environment is the best way to play.

Now I’m trying to take movies for playing. Here’s a test taking with Dragon Slayer (I) with real PC-8801MA2. I’m going to take Xanadu with it soon.

https://t.co/LRchVt09WQ

Repairing Apple 5.25″ Drive (A9M0107) for Apple IIGS

Arrived the Apple 5.25 inch Floppy Drive for Apple IIGS (A9M0107) from US (almost spent one month!). The seller said it tested working. Great!

But unofrtunately it was not worked correctly. No seek sound at the boot, with no lamp. No problem, start fixing.

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Open the screw just with two from the back of the disk, slide the top panel to the back. Easy opening.

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Next, remove a screw of the next of the FDD connector. Now you can open the FDD drive top shield. It hardly attached to the FDD drive basement, so open with thin driver with slowly and carefully.

 

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After removed the top shield, found the IC board of the FDD. Simple design, few electric parts.

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Found it. The connector to the IIGS was almost off, by unknown shocks among the transferring. Just connect again. Completed.

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The board was printed with old Apple computer logotype, on 1986, with “UNIDISK ANALOG #2”, but this drive is not the older “Unidisk 5.25 Drive” (A9M0104). It might shared the board from the last unidisk, or something. Unknown.

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The drive is ALPS electric, made in Japan. One inch height, bigger than latest general 1/2 height 5.25″ FDD for PC/AT.

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Close the top shield and cover, connect to the 3.5″ drive, and booted again. Works correctly. Easy repairing.

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Renewed My PC for 2015

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Recently I used with Apple Macintosh, with OS X. And I decided to move from OS X to other OS again. There were many reason for moving, but most biggest reason was for liberty of my computing environment.

Actually OS X is the better environment for both daily usage and programming, but not for gaming and some free usage with many external devices. I love the Mac Pro Xeon tower type, with some external slots and free of expanding, but nowadays it renewed with trash-typed closed platform.

I decided to design my next PC with latest parts, with Intel devil’s canion and Nvidia GeForce GTX 970, and some excellent parts for my 2015 style as below.

  • Case: Antec P100
  • Motherboard: ASUS Z97-K
  • CPU: Intel Core i7 4790K 4GHz
  • CPU Fan: SCYTHE Kotetsu
  • RAM: CFD 16GB (8GB x2)
  • Video:  ASUS Strix GTX970
  • Power Supply: Seasonic SS-660XP2
  • SSD: Crucial MX100 256GB
  • HDD: Hitatchi 2TB
  • Keyboard: Topre Realforce 87U SE170S
  • Mouse: Logitech G302
  • OS: Windows 8.1 64-bit, Oracle Linux 7 64-bit
  • Monitor: Iiyama Pro Lite XB2374HDS 23-inch

Unfortunately the PC parts prices are now increasing due to decrease Japanese Yen JPY rate compare with USD, so decided to get within November. Saved over 10,000 JPY by early purchasing before increasing prices.

Thanks for the silent type PC case and video card, I got a exteremely silent PC in normal desktop usage. I cannot hear any noise except for the HDD very small clicking sounds. With some latest 3-D gaming, the video card’s fans are start turning with very small noise.

Additionally the new keyboard Realforce special silent model (SE170S) is good for my typing speed and noiseless confortable desktop works. I think this keyboard is the best PC keyboard in the world so far. I want the its PS/2 version for true n-key rollover, but current USB version is almost enough for my normal desktop computing.

The new PC is connecting with my old Victor amplifier and small Tannoy speakers, and listening HD audio with ALAC format. Thanks for the silent environment, this PC is also good for the audio listening.

I satisfied with this new PC for multiple usage, especially for my home programming usage, and now I’m trying latest 3-D heavy PC games which I cannot tried in my old MacBook Air.

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PSPのTHEXDER NEOを買ってみた PC-8801mkIISR版と一緒に記念撮影

 孤高のゲーム「テグザー」のPSP版、テグザー・ネオ(THEXDER NEO)、買いました。オンラインでダウンロード販賣のみ。1000圓。

 出てたのを全く知らなかったのですが、PhotTonさんから教へてもらひ、早速購入。

 我が家にはオリジナルのPC-8801mkIISR版テグザー(5.25インチ2Dフロッピー)が完動狀態で殘っておりまして、家宝扱い。私が死んだときには棺桶に入れて貰う予定です(噓)。

 とにかくゲームミュージックを語る上でも、アクションゲームを語る上でも、當時究極のゲームであります。ファミコンへの自動照準レーザー廢止による劣化移植はもはや傳説ですが、その當時はそんなことも知らずにファミコンで遊んでおりました。オリジナルを知らないとは不幸な事です>私

 その後パソコン雜誌を讀んでファミコンのは紛い物、オリジナルはPC-88でレーザー。これは猛烈なショックでした。マイコンすげぇ、とトラウマとなる位の衝撃を受けました。その後オリジナルPC-88SR版を遊べるまでには更に数年必要となるのですが・・・

 さてそんな私にとっては重要なゲーム、しかもこれまで當時の8bit/16bit機以外移植がなされてない孤高のゲームが現代のハードウェアに移植される譯でありまして、複雜な心境であります。あの滑らかな變形アニメーション、美しいレーザー殘像、壯絶に美しいFM音源の音色が果たしてどのやうに再現されているのか。安いのでとにかく買ってみました。

 早速遊んでみましたが、これは結構素晴らしい。といふかPC-88版テグザーそのままであります。滑らかな變形アクション、美しいレーザー殘像。音樂もオリジナルにまぁ忠實。面構成、地圖、コンティニュー無しのマゾ仕様も丸ごとそのまま。あぁ、遂にポケットにテグザーを入れて遊べる日が來ようとは。

 まだ10回くらいしか遊んでませんが、氣になった點を擧げておきます。

  • 初期設定の操作はクソ仕様なので、OPTIONで「Classic Type A」に設定しませう。これでPC-88版と同じ操作。
  • タイトル畫面がやる氣無し。風雲急を告げるPC-88版の素晴らしいオープニングの跡形も無し。これならいっそ潔く黒バックにして欲しかった。
  • 面クリア事のサマリー畫面ウザい。しかも音樂が途切れる。馬鹿め、ここは敢へてPC-88SR版に敬意を示す意味でもI/Oアクセスしながら音樂は流しっぱなしである。分かっとらんなぁ。
  • 3面以降音樂が變更になる。馬鹿め、ここは敢へてテーマ曲を無限ループである。分かっとらんなぁ。
  • バリアの張り直しが、バリアが切れるまで不能にルール變更。これはちと腹立たしい。勝手に變へるな!!
  • 全16面から全10面にスケールダウンらしい。まぁ、これは許容範圍である。

 まぁ、逆に云ふとこれ以外は極めて素晴らしい出來映えでありますので、千圓としては猛烈な滿足感であります。とにかくオリジナルの操作感覺そのままで遊べるのが素晴らしい。當時のアルゴリズムを解析して移植したのではないかと疑ひたくなる位の出來。ひょっとするとそれ位の事はやてるんでせうか。グッジョブであります。



今回のテグザーネオの動畫。

 YouTubeやニコニコ動畫にPC-8801mkIISR版の動畫が上がってると思ったんですが、殘念なことにございませんでした。えー!? うちの實機で今度錄畫して上げなければ。錄畫環境揃ってないんですが・・・・

復活のザ・スクリーマー リボーンズ

昔っからのコアゲーマーなら知る人ぞ知る、ザ・スクリーマーが何とWindows版のゲームになって歸ってくるさうでございます。これは凄い。去年末から予約やってるさうですが、さっぱり知りませんでした。済みません。

ザ・スクリーマーはNECのPC-8801/mkII/SR對應のゲームでございまして、當時はMSX2しか持ってなかった私は、電波新聞社のチャレンジアドベンチャーとかケイブンシャの小型本とかを眺めながら、何といふ恐ろしいゲームだと思ったもんです。

どこが恐ろしいかといふと、ゲームオーバーになった瞬間、セーブされていたキャラクターデータが削除される。恐怖。Wizardryだとお金拂へば何とかなることもままありますが、このゲームは削除。すなわち死亡。

當時はデータディスクに銀色のプロテクトシールを張って難を逃れるゲーマーが多數、との話ですが、Windows版になると、そんなインチキできないでしょうから、速攻削除、なんですかねぇ。セーブファイルを自動バックアップするスクリプトでも仕込んでおかないと、泣くに泣けないって話になりそうです。ガクブルですな。

無論、今更ながらですが予約致しました。今度こそは遊ばせて頂きます。

※2010/11/14 追記: リンク先無くなってます。会社ごと消えたか・・・?

東方地霊殿を買ってきた


東方地霊殿 ~ Subterranean Animism.
http://www16.big.or.jp/~zun/html/th11top.html

今日発売だったみたいなんで買ってきました。1500円くらい。安い!!

ということで早速遊びたいところですが、時間ないのでインストールして簡単な方のやつを3面までとりあえずやってみました。うーむ、感想は・・・面白いですけど、弾幕シューティングってヘタクソな私なので何とも評しようがないです。いや、凄くよくできてますよ。素晴らしいです。やり込みは週末までお預けかな?

FM TOWNSモニター用RGB15ピン-21ピン間カスタム変換ケーブルを作ってみた

ファンタジーゾーンコンプリートコレクション購入してからずっと液晶モニターでやってたわけですが、FlexScan L567というかなり古い機種(でも日立の国産IPSパネルで発色は最強クラス)でやってたんで遅延が酷く、まともに遊ぶのに慣れが必要でした。

我が家には25インチブラウン管のVEGAがもう一台あり、それにはAVマルチ端子という変形RGB21ピン相当のものが付いており、それで繋ぐとゲーセンとまるで同じ環境になるのですが・・・それは居間にあり、そこで遊ぶのも気が引けるのです。

ということで、我が虎の子のトリニトロン管モニター、FM TOWNS専用モニターFMT-DP536 (15khz/24khz/31khzトリプルスキャン、同期/非同期どっちもOK)という史上最強のモニターに、15khz、つまりRGB21ピンでプレステ3を繋いでみることにしました。

このTOWNSモニターには、まずシュリンクRGB15ピン(三段)全結線の機械式セレクターが繋がっており(モニターとの間は俺様専用カスタムケーブル)、その先にRGB21ピンの変換ケーブルを挟んで繋ぐこととしました。

[FMT-DP536](RGB15ピン二段)—-(シュリンクRGB15ピン三段)[全結線機械式セレクター](シュリンクRGB15ピン三段)—-(シュリンクRGB15ピン三段)[今回作ったケーブル](SCART準拠RGB21ピン)—-(AVマルチ端子)[PLAYSTATION3]

普通のVGAとかに使われてるシュリンクRGB15ピンには複合同期信號を受け付けるピンが無いため、仕様上未使用ピンである9ピンにぶち込んであります。


しかもシュリンク15ピンには音声ピンが無いので、21ピンからやってくる音声を途中でミニジャックに待避させるように作り替えました。


ということで半田ごてを駆使しまくり一発完成。うーむ、我ながら見事じゃ。


ちなみにこれ眞似して同じように作っても動かんかもしれんから、この記事讀んでもよーわからん良ゐ子は眞似しちゃダメだぞ! おじさんとの約束だ!


15khz萬歳。