2011年のIT予測(俺版)

新年あけましておめでとう御座います。遅い? 遅いですね(^_^;)

さて今年のITな関連のネタをひとつ。いったい今年どうなるのか、正直良くわからんのであるが、それでも開発現場に居ると「直感」みたいなものは感じることができる。まあ我が社だけの話になるのかも知れんが、こう感じている人も居る、くらいの感じで捉えて頂ければありがたく。

1. SI企業が没落する

今でも十分儲かっとらんというのはさておき、これ加速する可能性が高いですな。SI企業というガラパゴスな団体が日本の技術改革を遅らせているというのは各方面からずいぶん前から批判されまくっている次第ではあるのだが、超本格化しそうな予感が。

うちの会社もそうなのだが、欧米を代表とする新興企業はほとんど内製である。足りない人手は派遣または直接契約で働く。間に会社が入って中抜きしないのである。コストが安くなるというのもあるが、どんどんシステムを更新せねばならないドッグイヤーなIT系では、見積もり依頼したりRFP書く暇があったら直接開発しちゃうのである。これ今年さらに加速しそうな予感。確証はない。次の項目も影響するはず。

2. 何でもかんでも「クラウド」な予感

Buzzwordの代表格である「クラウド」であるが、なんか妙に流行っているので今年も「クラウド」でしょう。もう何でもかんでもクラウドで片付けられまくっているので、そのうちオフラインクラウドとか田舎クラウドとかハチャメチャなのが出てきても不思議ではない。

システムを提供する側からすると、コストメリットが多少あるかもしれん話なので乗ることがあるやもしれんのであるが、問題はSI企業である。クラウドでインフラが安くなったり借りたりできるようになれば、これまでハードウェアとソフトウェアと人を抱き合わせで売ってきたSI企業は商売上がったりになる予感。Google App Engineの上にアプリ作っても、インフラがタダなのになんでアプリにお金要るのよ!?なんてひどい話があちこちで出てきている模様。頑張ってください(ひとごと

3. 電子書籍が大混乱

巷の電子書籍ブームも日本では本命のEPUB形式が未対応というのもあり、現状はちっとも流行してない、というのが正解であろう。iPadを見ても、iBooksがまだ、というのもあり、自称「電子書籍」は単なるiPadのアプリケーション、という詐欺に近いものが多い。可搬性ゼロの旧来マルチメディアアプリじゃんそれ。

で、今年後半にEPUB 3.0が登場するので、それを元に現状の大混乱な電子書籍がここに収斂していくことが間違いないと考えられる。でも既存のXMDFとかPDFとかがしぶとく生き残ってるし、DRMの都合も付与されてなんだかさらに大混乱になることでしょう。

投資が無駄にならん事を考えれば、将来の可搬性の点でも紙の書籍が圧倒的に有利。雑誌やライフサイクル短めの技術書やビジネス書であれば現状入手可能なものでも良いだろうが、10年後も読みたいものは現状間違いなく紙の本を買っておくべきであろう。DRMフリーのPDF・EPUB以外の電子書籍は読めない可能性が高いと考えられる。

4. エンプラ系開発言語は現状維持

エンタープライズ系開発言語は、新規で作る場合、現状Java EEとMicrosoft .NET Frameworkで二分していると考えられるのであるが、大して変わらんだろうと予測。COBOLからの乗り換えは地道に進むであろう。

Java EEはそろそろ6での開発がスタートしそうな予感。WebLogicが今年対応してくるはずなので、JSF 2.0やEJB 3.1、JPA 2.0など便利な新規技術をどううまく使いこなせるか、が現場対応の要になるであろう。

旧来のJava EE 5や1.4以前にしがみつく選択肢もありうるが、対ワールドワイドの潮流を見る限り、ちょっと後ろ向き過ぎの気もする。もっと日本人技術者を自称するものはワールドスタンダードに敏感であるべきである(含む俺)。

5. 日本語技術書籍が大激減

去年からすっかり寂しくなった日本語技術書籍であるが、今年はもっと減るであろう。技術誌は去年ほとんど絶滅してしまった(私自身の連載も巻沿いを食らった)のであるが、それはともかくとして単行本系も終わっていく可能性が高いと観る。だって事実出てないし。

日本は幸運にも英語を使わずともIT系を学習できたのだが、これが今後どんどんできなくなっていく可能性が高いのではと思ってきた。事実、お、これは!と思える技術書は大抵英語しかない。Java EE 6で検索して出てくる書籍は漏れ無く英語。まあ、そんなもんでしょうかね・・・

6. ガラケー没落、スマフォ大混戦

誰もが予測するとおりであるが、ガラケーは既にtwitter等々を活用できる層にはメリットが薄いので、どんどん囲いの庭のような独自世界が崩壊していく事だろう。NIFTY-Serveが没落した感じ。

一方スマフォだが、iPhone 5とiPad 2が登場する一方、アンドロイド系が大増殖することは誰の目にも明らかなのであるが、たぶんアンドロ系は.2.2から更新できない「ガラスマ」が大発生→未来に行けないことが分かった利用者が大激怒という、どこぞのIS01で起きた悲劇が各所で連発することだろう。私はApple系で行きます。

一方Apple系はアキレス腱であるソフバンの回線パンク状態が更に進行しそうな悪寒が強い。docomo回線が同等の金額で使える別ルートが何種類か出てくるだろうと勝手に予測。現状でも相当悪い接続状態だが、いつか破綻を迎えそうな、そんな悪夢も感じるところである。その回避ビジネスが出てほしいなぁ、という個人的な願望も混じってるのは否定しない(^_^;) まあ今でもあるとおりだが、ひょっとして儲かりそうならいろいろ出てくるでしょう。

とまあ思いつくままに書いてみたが、これがどこまで合ってるかは今年年末のお楽しみである。

謹賀新年 平成廿三年

平成廿三年、明けましておめでたう御座います。今年も宜しくお願い致します。

平成廿三年年賀状
(click to large)

今年の年賀状はハッセルで撮ったFUJICOLOR PRO 400フィルムをGT-X970でスキャンしてJPEGにしたあと、フジカラーの年賀状にインターネットで申し込んだものである。住所を知っている方々にお送りしたが、だいたいが殆ど知らんのでどうもすみません。個人情報嚴しいもんなぁ。

場所はどこでせう? 分かる人は分かる・・・かも(笑) 瀬戸内海を超逆光です。

さて去年フィルムを何本(何枚)撮ったかはいま集計中であるのだが、結構撮った。フィルム環境を嘆く暇があればどんどん撮るべし。どこの世界でも本物は手間隙かかるものである。

今年の目標はまだ立ててないが、4×5の廣角レンズを入手するといふのは間違いない課題である。年末に上京した際には良い程度のものを見つけることができんかったのであるが、今年こそは。あとは熊本の景勝地を4×5で撮って廻る、といふものであらうか。

まだグルグル頭が回っている状態であるが、なんにせよ目出度い正月であるので赤酒でも飲んで醉っ拂う予定である。