何故サンフランシスコに一眼レフを持って行かなかったか

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超逆光寫眞である。これがXAの限界であらう。まあ頑張ってる方である。さてサンフランシスコの寫眞は一杯あるものの、他にも澤山あるのでこのくらいで一旦止めておこう。

今回持參したOLYMPUS XAであるが、前回持って行ったNikon F6に代へて、といふ話は前回書いた。で、どんくらいその大きさが違ふのか、といふ事を最後に記しておきたい。

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35mm判の寫眞の大きさはこのくらいで、XAの大きさがこのくらい。これを憶えておきたい。

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で、前回持參したセットであるF6 + AF-S VR Zoom-Nikkor 24-120mm F3.5-5.6Gとの比較がこれ。圧倒的にF6がデカすぎる。ちなみにこのレンズはF6発売時の標準レンズみたいな位置づけで出たものである。一眼レフ側の重量は本体975g + レンズ575g = 約1.6kg。對してXA側はたったの200g。

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横から見てもこれ。ペンタプリズムの出っ張り分はしょうがないとしても、それ以外がデカすぎる氣がする。

で・・・撮れる寫眞は同じサイズなのである。

うーむ、と考へるわけである。寫眞を撮る行爲が愉しいか否か、という點は時と場合に依るためさておき、同じサイズの寫眞しか撮れないのにこの格差。いくら何でも酷すぎるんじゃないか、と思ふのである。

元々、何で35mm判が登場したのか、を考へると、35mmの映画フィルムを轉用して小型の箱にぶち込んだバルナックライカの登場まで遡る。それまでの120判(ブローニーフィルム)と比較して幅が約半分で可搬性に優れ經濟的だったところが自己同一性だったはずである。

で、その成れの果てといふか進化し盡くした結末が、ニコンの35mm判フィルム最終機になりさうな予感の、このF6である。F5と比較したらこれでもだいぶ輕くて小さいのであるが、やっぱりでかくて重い。でも「35mm判」なのである。所詮小型判。レンズが良いとか惡いとかズームが便利だとか逆光がアレだコレだと言っても、言っちゃ惡いが所詮小型判なのである。これで撮った寫眞を四切りや半切に伸ばすと結構辛い。といふかかなり辛い。ボケボケで無理。

で、5年くらい前に散々惱んだ擧げ句、中判・大判に進むことにしたのであった。巡り巡って、またもや同じ問題に當たった。我ながらアホだなと思ふのだが、趣味だからこんなもんだらう。

なので、やっぱり35mm判はちっちゃい方がいいよね、ってことでXAなのである。こいつが金属で出來てて趣味性に溢れてゐれば本當に良かったのにね、と云ふ事は語り盡くされて久しいやうであるが、やっぱり同じ事を思ってしまふ。

で、その先に行き着くところはやはり原點のライカスタンダードなのだらう。まあ、足腰が丈夫な内はその前に中判・大判を愉しむことにしたいと思っているので。だいぶ先になる予定である。予定は予定なのでどうなるかは不明だが・・・

今年はメインでHASSELBLADを使ふことが多かった。忘れさうなので、といふのと、整理を豫て、今年撮った寫眞を近くまとめておきたいと考へているところである。

サンフランシスコの街角

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(Click to large)

これまでの流れを考へると何となく場違いな(笑)コンピューターな話題が續いてしまったのだが、そろそろ年末であるため、今年の寫眞についてもゆるりとまとめておきたい。

今年の9月末にJavaOneカンファレンスの爲サンフランシスコにまたもや行ってしまったのだが、前回の教訓として「重い物はヤバい」といふのがあった。まあ、重いのを背負って一日中移動しまくると云ふのは確かに考へた方が良くて、去年はHASSELBLADと散々比較して悩んだ擧げ句、万能用途としてF6とAF-S VR 24-120mm(旧型)をリュックに突っ込んで行ったものの、デカいわ重いわで碌な想い出が無いといふ散々な結果に終はってしまったのであった。ハッセルを持っていかなかったのだけは、正解であった。

そのため、今年は思ひ切ってレンジファインダー至上最軽量のXAをポケットに突っ込んで行った。結果は大成功で、無限遠に固定して街角でパチ、ギーギー、何かあったらパチ、ギーギー、とまあスナップ用途としては確かに素晴らしい成果を挙げたのであった。

第一、この写ルンですの元ネタでもあるXAは端から見ても只の玩具であり、もしくは激安のデジカメ型落ち品のやうにも見える。このためクソ危險なサンフランシスコの街中でも、盗まれる恐れも、その爲に襲はれる恐れも少ないのである。絶対高値で賣れないであらうことは素人目にも明らかなのだ。iPhone 5Sで撮る方が100倍危ない。

XAのレンズは一応、瑞光の名前が入っているものの、まあツァイスのテッサーもどきな小型レンズの割に描寫は微妙といふものかなと思ふ。この寫眞のスキャン結果を見ても分かるとおり、今年の街角でもあら不思議、80年代の薫りが。要するに、逆光氣味で撮るとボワーンとなってしまうのである。順光だといいんだけどね。

ピントが合ってるところは流石にテッサー型であるためか、至って鋭い。ISO 400のフィルムの粒子の粗さも相まって、なかなかの雰圍氣である。

まあ、逆に云ふと變なコーティングやら何やらが無くて至って普通の何の変哲もないレンズだ、とも云へるだらう。

XAは持つ喜びと云ふ世界とは無縁のプラカメであるものの、かういふ用途には絶好である。同行の士に「それ何?」と何度も聞かれたが、「只の35mmフルサイズのカメラ」と應へておいた。殘念ながらこの洒落はほとんど通じなかったやうだ。

フィルムを月に1本使うの会 4月分投稿

大変ご無沙汰になってしまって申し訳ない。超久しぶりに投稿した。半年ぶりくらいか。前にblogに掲載したものの別バージョンを投稿した。

http://www.flickr.com/photos/rockcape/5771777048/in/pool-1383848@N20/

いつも撮るのはほとんど中判か大型写真機であるが、桜の時期は35mmを使ってしまった。

今年は桜を大判で撮れなかった。無念。これからは反省して何でも大型写真機で撮るようにしよう(←無理

恐ろしい震災は九州を襲っていないが、地震が起きたその瞬間私自身は東京とテレビ会議中だった。揺れる畫面と警報、その後の連絡不通、その後に起きた大慘時は一生忘れないだらう。

そんな事もありとても寫眞を撮ったりBlogを更新したりする意欲もなく日々が過ぎたのだが、さすがに春も満開になりここ数週間リハビリする事にした。寫眞は昨日撮ってきたものである。フィルムも最も安價なフジカラー100。日常使いの35mm判ネガカラーフィルムはこれで充分である。


(大判はクリックで)

リハビリなのでいきなり4×5を持ち出すのもアレだなといふのと、體調が惡く風を數年ぶりに引いてしまったといふ事もあり、最も簡單な35mm判とネガフィルムとする事にした。數年ぶりに眞自目にF6を使ふ事にしたのである。

使った感想は大して面白くもないものであるが、あゝ簡單である事よ、だ。絞り優先モードにすると絞り輪を回すだけでマルチパターン測光によりシャッター速度が自動計算され、ファインダーに全情報が表示される。

ピントリングを廻すと像が浮かび、測距點に合致するとフォーカスエイドが點燈。プレビューボタンを押して被寫界深度を確認し、シャッターボタンを押すとフィルムは自動巻き上げ。

これがオートフォーカスレンズであれば、撮影者が行ふのはフレーミングと絞りの撰擇だけである。何といふ面白みの無さ。趣味の娯樂としては失格である\(^o^)/

惡い事にF6のシャッター音&巻き上げ音は非常に官能的であり、「バチャッ」「バチャッ」「バチャッ」と無駄に撮りまくる事暫し。中判や4×5と比較しても無駄に大量の枚數が仕上がり、後でスキャンやら撰擇やらで苦勞する、金もかかるといふ惡循環にまんまと嵌るのである。

といふ事で、次からはよりメンドクサイ中判+4×5に復歸しやうと心に決めた春の休日であった。35mm判の利點は敢へて書くまでも無い事だが、私の趣味としてはコレはちと違ふのである。

ぼした祭り平成廿二年其の壹

既に先々週末ですが、熊本市の最大のお祭り、ぼした祭り(藤崎八幡宮秋季例大祭)が開催されました。元々はかけ声が「ぼしたーぼしたー○○○」という威勢の良いものでしたが、最近は意味不明の「どーかいどーかい」と改竄行われている悲しい状況ですが、その辺のごたごた事情はWikipediaを參照して頂くとして、幼少の頃から參加しております私としては、この祭りは死ぬまで「ぼした」です。

実際に「ぼしたー」と叫ぶと注意されるらしいですが、そんな意味不明かつ歴史の改竄を推奨する悪癖とか取り決めはさっさと止めましょう。さー「彌榮(いやさか)ぼしたーいやさかさー!!!」

さて九州に歸ってきて半年經ちましたが、十数年ぶりに參加致しましたが、今回は観る側です。こればっかりは出らんと面白ないのですが、まあよいでせう。朝5時起きでF6+ZF Planar 50mmと、503CW+CFE Planar 80mmで出撃しましたが、今回はZF Planar側をば。朝のうちは暗かったので、X-TRA400で、明るくなってきてからREALA ACEで撮りました。

ぼした平成廿二年其の壹
お馬さんを引いて廻る「馬追い」が祭りの主題です

ぼした2010其の貮
ガタイの良いお馬さんが大人数人を引きずり廻しながら突進しまくります

ぼした平成二十二年其の參
結構眠そうです。朝早かけんねー

ぼした平成廿二年其の四
突進しまくり暴れまくり。この後私の方に突進して足を蹴り上げました。勿論逃げます(笑)。命懸け。當然ながらたまに命を落とす方もいらっしゃいます

ぼした平成廿二年其の五
突進直後された撮ったやつ。もう止められない

ぼした平成廿二年其の六
「何でこぎゃん騒ぎよらすと?」と云ってるかの如く見えますなぁ

ぼした平成廿二年其の七
横では出陣前に水をかけてもらってました

※追記: 其の貳を掲載しました。ハッセルブラッドで撮った作例になります。

※追記2: 寫眞は最初の方がその辺に安く賣ってるFUJICOLOR X-TRA400 (SUPERIA PREMIUMと同じやつ)、最後の二枚のみがセミプロユースのFUJICOLOR REALA ACEです。色の出方が全然違います。やっぱり一般のは發色がどぎついなぁと。

天神 水鏡神社

土曜日。特に用事は無かったのですがゴゴーカメラを覗いたついでに、天神へ歩く途中にある水鏡神社に寄りました。

水鏡神社

ここは菅原道眞候が祭ってある所で、江戸時代初期にこの地に鎭座されたもののやうです。天神の地名はこのお社にあるとの話もあり。初めて寄りました。

さほど廣くない敷地ですが、參拜される方も多く、私も參拜致しました。

水鏡神社の鷽

境内には鷽(うそ)が何羽もとまっておりましたので、一羽を。

この日は重いカメラは嫌だったので久しぶりにF6とPlanar 50mmで出撃、撮った直後にタカチホカメラで速攻現像でしたが、FUJICOLOR 100の微粒子に助けられて、かなりピントの來てる寫眞が撮れました。

久しぶりに35mmをGT-X970でスキャンしましたが、どうも眠い結果しか出ないため、フィルムホルダーの高さをひとつ上に上げました。これでピントが來て結果オーライ。6×6や4×5だと全然氣にならない程度のズレでしたが、感光サイズの小さな35mm判だと命取りだなぁと。

水鏡神社の狛犬

參考までに2400dpi・アンシャープマスク ON (中)・Digital ICE ON (品質優先)でスキャンした、リサイズしないやつをクロップして掲載しておきますね。

ピントが顎の辺りに來てるのはご愛敬です(^^;;;

35mm判も環境を揃えるとなかなかイケるもんだなぁと、感心しきりです。特にこのサイズは、Zeissデザインのものなどカリカリの解像感を持つレンズの方が有利だなと改めて思った次第です。もちろん趣味もありませうが・・・

EPSON GT-X970 vs Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED ガチンコ對決

 さてGT-X970が我が家に來て暫く經つのですが、前々から我が家に鎮座していたNikon SUPER COOLSCAN 5000 EDとのガチンコ對決をどこぞでやりたい、と常に思っておりました。連休に入ったので、早速試してみました。

■スキャンするフィルム

 さてテストに駆り出される生け贄ですが、できるだけ難しさうなやつを・・・と思ひ、粒子の粗く繪柄的に精細で、しかもシャドウ部が多めのものを・・・と極惡なやつを選び抜きました。イッヒッヒ(笑)

PROVIA 400X

  • FUJICHROME PROVIA 400X 135 35枚撮り
  • Nikon F6
  • AF-S VR Zoom-Nikkor ED 24-120mm F3.5-56G
  • 2008年12月 伊勢神宮内宮にて撮影

 これはISO 400のフィルムなので、ISO 100のPROVIA 100FやVelvia 100Fなどよりも粒子が粗めです。綺麗なスキャン結果だけを考へればVelvia 50の寫眞を選擇するのが良いですが、それだと比較しづらいので敢えてこれを選んでおります。なので、今回のスキャン結果を元に、フィルムはこれだけの解像度しか無い、とかいふ判斷材料にはなりません事を予め申し添えておきます。

■スキャン機の共通スペック

  • MacPro 2 x 2.66GHz Dual-Core Intel Xeon
  • 5GB 667MHz DDR2 FB-DIMM
  • HDD 320GB x 4
  • Mac OS X Leopard 10.5.8

 普通のMac機です。今や珍しいタワー型のやつです。コア二つのCPUが二つなので平行動作が得意でして、スキャンしながらCDを焼きながらメールを書いてYouTubeを覽る、なんてこともできる頼もしいヤツです。周辺機器の關係上、これだけまだ10.5のままです。後述。

■Nikon COOLSCAN 5000 ED 1.02

Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED

  • USB接続
  • Nikon Scan 4.02
  • ストリップフィルムアダプタSA-21使用
  • 4000dpi (5000EDの最高解像度、3946x5748pixels=22,681,608畫素(約二千萬畫素))
  • カラーバランス: 明るさ+10
  • マルチサンプルスキャニング: 超高畫質(16x)
  • DIGITAL ICEを使用: 標準
  • JPEG 最高畫質

 5000EDは数年前に購入したものですが、既にNikonでの販賣は終了しております。そのためか、Macの最新OSであるSnow Leopardにも未對應(動くかもしれんですが試してません)です。これとプリンターのEPSON PX-G900が10.6 Snow Leopard未對應のため、我が家のメインマシンのOSは10.5のLeopardで止まっております。とっとと64bitカーネル起動したいんですが・・・

 爆裂に五月蠅いので、下にフジの4×5の空箱を敷いて、その上に制震ゴムを敷いていますが、焼け石に水です(泣

■EPSON GT-X970

EPSON GT-X970

  • USB接続
  • EPSON Scan 3.28J
  • フィルムホルダー使用 (二列目に配置、足の高さ調整無し)
  • 3200dpi (2933x4490pixels=13,169,170畫素(約千三百萬畫素))
  • 4000dpi (3640x5440pixels=)
  • 4800dpi (4400x6736pixels=29,638,400畫素(約三千萬畫素))
  • トーンカーブ: 山のない部分をトリミング
  • 明るさ: +10
  • アンシャープマスク: ON 效果高
  • DIGITAL ICE Technology: ON 品質優先
  • JPEG 最高畫質

 GT-X970のフィルムホルダーを使った場合のカタログ上の最高解像度は6400dpiとなっていますが、公平を期すために5000EDの最高解像度である4000dpi近辺の解像度、3200dpi/4000dpi(カスタム)/4800dpiの三種類で行うことにしました。

■スキャン

 さてこれでスキャンしてみました。また正確には計ってないですが、どちらも概ね5分程度で1コマスキャン完了です。音は圧倒的に5000EDの方が五月蠅いです。五月蠅いといふか爆音といふか。GT-X970も結構五月蠅いですが、5000EDの爆音には敵ひませんでございます事よ。

Nikon SUPER COOLSCAN 5000EDEPSON GT-X970
Nikon SUPER COOLSCAN 5000ED(左) / EPSON PX-G970(右) のスキャン結果(縮小しています)

 さてピクセル等倍に擴大して比較してみました。Adobe Photoshop Lightroom 1.4でピクセル等倍にて比較したものをスクリーンキャプチャーしました。

(1) 5000ED 4000dpi vs GT-X970 4000dpi

5000ED 4000dpi vs GT-X970 4000dpi
5000ED 4000dpi(左) / GT-X970 4000dpi(右)

 これは5000EDとGT-X970の解像度を一緒にしてスキャンした結果です。見てのとおり、5000ED側は順當に解像している感じがしますが、GT-X970は下手くそにアップスケーリングしたやうな感じになってしまっています。枝がでこぼこ。はっきり言って話にならない結果です。5000EDの圧勝、といふか勝負になってません。殘念。

 

(2) 5000ED 4000dpi vs GT-X970 4800dpi

5000ED 4000dpi vs GT-X970 4800dpi
5000ED 4000dpi(左) / GT-X970 4800dpi(右)

 ではGT-X970側の解像度をもっと上げてみたらどうでせうか? 4800dpiに上げた結果ですが、これもまた酷い。ボロボロです。上の4000dpi時の結果よりもさらに酷さが倍増しています。安價なデジカメで撮ったやつよりも酷いです。

 比較するまでもなく、5000EDの完勝。どうした、GT-X970!?

 

(3) 5000ED 4000dpi vs GT-X970 3200dpi

5000ED 4000dpi vs GT-X970 3200dpi
5000ED 4000dpi(左) / GT-X970 3200dpi(右)

 ではGT-X970側の解像度を一気に3200dpiまで落とすと・・・あれ? これはこれは。何と上のボロボロの結果が噓のやうに解像した結果が得られました。解像感はほぼ互角で、しかも葉っぱの影を見る限り、コントラストとシャドー部の浮き具合もGT-X970の方が良好に見えます。

 ようやく比較することが出來ました。ほぼ互角なんですが、私の獨斷と偏見では、GT-X970の辛勝、と云ひたいところです。

■まとめ

 このやうに、GT-X970の實質解像度は3200dpi辺りが上限のやうに感じます。EPSON Scan上では6400dpiまで選擇できるのですが、この場合3200dpiの結果を無理矢理アップスケーリングしたやうなボロボロ畫像が結果として返ってきました。このやうな結果は前所有していたGT-X750でも同様でしたので、最近のEPSON機の共通の特徴なのでせうか。これは要注意です。

 さて、世に一般には「フィルム専用スキャナー>フラットベッドスキャナー」といふ暗黙のヒエラルキーが存在するやうでして、私も概ねそんなもんだらう、と思っておりました。が、今回の結果を見て考えを修正しなければ、と思ひ直しました。

 先に書いたとおり、5000EDは既にディスコン状態でして、既に新OS對應も放棄されている極めて寒い状況にあります。VueScanやSilverFastなどといふ有料ソフトを利用するといふ手段も無くはないですが、かういふ機器はよく壊れるし調整も必要だったりしますので、ハードウェアのメンテナンスまで勘案すると、この状態で5000EDを使い続けるのは問題も感じます。

 しかも、今回のテストでは、GT-X970を3200dpiで使う限りにおいては、ほぼ同等の結果が得られる事もあります。4000dpiまでの解像度は無いにしても、極めて特殊な用途以外においては、GT-X970の方を選擇する方が半値以上安上がりだし、安定して使い續けられさうだ、といふ事を感じました。しかも、GT-X970の方が5000EDよりも数段静かです(笑)。

 追記しておけば、私の主な利用用途は、6×6判、6×7判の120フィルム、4×5判のシートフィルムのスキャンです。この時点でGT-X970の一擇になってしまうのですが、この場合であっても3200dpi以下で利用する事を守れば、良好な結果が得られるといふことになります。

 限られた時間と環境で試しただけなので、これがホントの性能かどうかは不明ですが、我が家ではこんな結果になりました。備忘録的に書いてみましたが、どこぞでお役に立てば幸いです。

追記: (左)(右)表記が逆になってるところをご指摘頂きました。修正しました。有り難うございます。

さらばコダクローム 年内一杯で製造中止

 殘念なニュースなのですが、コダックが出していたコダクロームといふリバーサルフィルムが年内一杯で製造中止になってしまう模樣です。

Kodak、コダクロームフィルムの販売を終了 74年の歴史に幕
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/23/news028.html
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090623/biz0906230837002-n1.htm

 このフィルム、現在一般に流通しているリバーサルフィルム(内式)とは異なり、外式といふ現像中に色素を混入させる方式を採っておりました。内式が出てくる前の處理方法なので、從來でも特殊なラボしかできませんでした。日本では3年前に販売を終了されておりました。海外の通販サイトではまだ買えるのですが・・・

「コダクローム64フィルム」販売終了のお知らせ
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/info061213.shtml

 で、肝心の現像ですが、日本では既に2007年に現像を終了していて、これまでは堀内カラーで一括して行っていた現像作業も終了している模樣です。現在現像に出す場合は、アメリカへ送られることになっていました。

コダクロームフィルム国内処理終了のお知らせ
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/news/1007/301007.shtml

 しかし、海外現像も2010年12月までで終了とのこと。ああ、歴史が遂に終わる・・・

 ちなみにフジフイルム派の私はコダクロームは全然使ったこと無かったんですが、2006年の販賣終了直前に偶然氣紛れで買ってしまい、使い道が思い浮かばず冷蔵庫の肥やしと化していたところを件の終了報道を受けて、それじゃぁ最初で最後の試しに使ってみようか、といふことで福島縣の三春瀧桜の前で使ってみました。



(Nikon F6、AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G、Kodak KODACHROME 64、福島縣三春町、平成十九年四月)

 この日は超絶曇の惡天候だったので元々眠い繪ではありますが、やはり明らかにフジの内式のものと發色が違う感じがします。コダックのフィルムに殆ど縁の無い私ですが、やはり完全になくなると聞くと寂しいですなぁ。

 みんな、フィルム使おうぜ。

冬牡丹 上野東照宮

今週は忙しく更新する暇が無く、既に先週日曜日になるのですが、上野東照宮へ冬牡丹を撮りに行って參りました。毎年行っているのですが、今年も相變はらず素晴らしい花が咲いてをりました。本日はカメラに縱グリップを装着し、プロビア100F縛り、縱位置縛り、105mmマイクロレンズ一本勝負(テレコンバーター禁止)、総重量2.4kg手持ちでの訓練としてをります。無論、苑内は三脚禁止でございます。お氣をつけあれ。

ちなみに縱位置撮影ってのは諸説有るのですが、「俺がかう思ったからかう切り取った」といふ主觀性を出した形態と言われてをりますが、よう分からんです。まあ、確かにそんな氣もします。横狹いし。35mm判は比率として縱がちと長いので、將來は6×7判とかやってみたいなぁとか要らぬ考えも浮かびつつあります。

(Nikon F6+MB-40、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F)
苑内はこんな感じです。各牡丹に傘が宛がはれてます。まづは順光で。
(Nikon F6+MB-40、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F)

(Nikon F6+MB-40、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F)
この淡い桃色が素晴らしい。
(Nikon F6+MB-40、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F)

(Nikon F6+MB-40、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F)
この紅色、デジカメの苦手とされる色だそうです。
(Nikon F6+MB-40、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F)

(Nikon F6+MB-40、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F)
淡い白色。お店プリントだとこの微妙な色が全部ぶっ飛ぶので頼んでません。
(Nikon F6+MB-40、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F)

(Nikon F6+MB-40、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F)
もう咲き終はる頃ですが、かういふのも情緒ありますなぁ。
(Nikon F6+MB-40、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F)

(Nikon F6+MB-40、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F)
大輪の花ドーン。
(Nikon F6+MB-40、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F)

(Nikon F6+MB-40、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F)
かういふ淡い桃色は素晴らしい。
下品にドギツい原色系に毒された私には必要な色でございます。
(Nikon F6+MB-40、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F)

新春の新宿御苑

先週末は新宿御苑に行って參りました。今囘はマイクロレンズ一本勝負。他の交換レンズを使わず、どれだけ一本で撮れるか、しかも一カット一枚で連寫禁止、フィルムは一日一本、色の映えるフィルムであるVelviaの禁止、硬調ニュートラルカラーのPROVIA 100Fのみ、と自ら縛りを入れての鍛錬でございます。

まぁまぁ晴れた土曜に行ったのですが閉園直前だった爲、物足りなさを感じて日曜も行ったのですが、日曜當日は酷い曇で今にも雨が降りそうな勢いでした。光がないのはマイクロレンズの大敵。接寫時は、暗くてオートフォーカスが效かないのでファインダーを凝視しながらマニュアルフォーカスで。微細ブレが恐ろしかったため、三脚を立ててミラーアップし、レリーズを使って息を殺しながら慎重に。

Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F
日本水仙がぽつぽつと咲いておりました。ちっちゃいから接寫で。マイクロニッコール傳統のカミソリのような鋭い描寫が素敵。
(Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F、三脚)

Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F
素心鑞梅です。むちゃくちゃちっちゃいです。春だなぁ。
(Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F、三脚)

Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F
鑞梅。マイクロレンズならではの描写ですな。
(Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F、三脚)

Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F
水仙(ペーパーホワイト)。等倍マクロ領域でさらに1.7倍テレコンバーターを入れてウルトラ接寫。實物は親指大です。
(Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G + TC-17EII、FUJICHROME PROVIA 100F、三脚)

Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F
猫。不貞不貞しい表情が何とも。
(Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F、三脚)

Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F
もう梅が咲き始めています。
(Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F、三脚)

Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F
夕焼けに映える梅。春よのぅ。
(Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F、三脚)

Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F
赤く輝く日本水仙を猛烈接寫。淺いピント面を操作するのに一苦勞。
(Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F、三脚)

Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F
石蕗と夕日。VRを効かせて手持ちノーファインダーAFで。
(Nikon F6、AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G、FUJICHROME PROVIA 100F)