舞鶴公園の紫陽花

 先週末ですが、大濠公園の横にある舞鶴公園に行って參りました。今回は大型寫眞機を持ち出す體力がなかった、といふのもありますが、それより三脚を立てる場所に氣が引けたので、久しぶりにM-1を持ち出しました。

 冷藏庫を眺めたら、いつも使ってるVelvia 100Fの35mm判が無い。しやうがないので、たまたま餘ってたSUPERIA Venus 400を持ち出しました。あんまり好きではないのですが、安いので嫁が買い溜めていたもののやうです。これも既にSUPERIA PREMIUM 400に代替はりしているので、在庫限りですなぁ。

 大型寫眞機と比較しても一枚撮るのにも異常に簡單なので、何となく物足りなさを感じつつ、まあそれもたまにはよからう、と。ワインダーを引き、ピントリングを廻して、露出針を合わせて、バチャリ。

 デジタルカメラ=コンピューター塗り繪機による異常な彩度&コントラストに辟易してますので、敢えてネガフィルムの階調を。實際の現場の見え方はこんなもんでせう。何となくレトロな感じもあります。


(OLYMPUS M-1、ZUIKO 90mm F2 MACRO、FUJICOLOR SUPERIA Venus 400)

淺草 x Gakkenflex 其の貳

 前回の續きであります。人混みの淺草をふらふらと歩いて、掛け蕎麥を喰って歸りました。

 何枚も撮るうちにフィルムの巻き上げがどんどん重くなってきます。ふぬぬぬぬぬと氣合いを入れて廻すも、何となくフィルムを千切りさうな惡い予感もするので愼重になります。自分が一體何枚撮ったのか分からなくなるのがいかんですなぁ。

 120ブローニーだと6×6で12枚だから丁度良い枚数なんですけど、下手に27枚も撮れちゃうとすぐ忘れてしまいます。SUPERIA PREMIUM 400では12枚撮りも復活してるみたいなので、こちらを使うといふ手もありますが、街のフジカラーのお店では現像代は何枚撮りでも同じみたいなんで、經濟性を考へれば27枚撮りがお得でせう。惱ましい限りであります。


(Gakkenflex、FUJICOLOR SUPERIA Venus 400、以下同)

淺草 x Gakkenflex 其の壹

 さて試寫の終はったGakkenflex(學研大人の科學 35mm二眼レフカメラ)を持って、休日の淺草に行って參りました。特に用があるといふ譯でも無いのですが、今度東京案内をする關係で、下見を兼ねて。輕いGakkenflexはかういふ人混みの中では大變助かります。

 フィルムは富士のSUPEIA Venus 400の27枚撮りをヨドバシで買ってきました。在庫處分の27枚撮り10本入りが1980圓(安すぎ(^^;;;)でして、これで最後ではないかと思はれます。後繼はSUPERIA PREMIUM 400で、これよりちと高いであります。撮ってると巻きノブが堅くなってきて、この辺で終はりかなと思い、巻き戻して現像に出したら、16枚しか撮ってませんでした。勿體ない〜。ここ氣を付ける點ですね。。。


(Gakkenflex、FUJICOLOR SUPERIA Venus 400、以下同)

 スキャンが間に合はないので、續きは次回。

續きを掲載しました。

勝手に解説フジフイルム ネガフィルム篇(感度400)

※SUPERIA PREMIUM 400の正確な位置づけが判明したので修正しました。

 世の中にはカメラ本軆の解説は多くありますが、寫眞と言へばその名の通り主役はやはりフィルムでございます。この解説が無いのはおかしい。

 ってことで、勝手にフジフイルムに代わり、寫眞のフィルム選擇の話を書いていこうかと。ちなみに私の曾祖父が寫眞好きで大東亜戰前の寫眞が結構現存、祖父がオリンパスフレックス辺りからの寫眞キチ、叔父がフジフイルム(の今となっては子会社)に勤めておりますがそろそろ定年退職なので、フジが儲かろうがどうしようがわたくし自身には何のメリットもございません。單に昔からカメラやさん(熊本の田舎の話ですよ)に行ったらフジカラーとサクラカラーばっかり、しかもフジカラーばっかり使ってたので、その延長で今でもフジオンリーなわたくしでございます。なのでフジしか知らんのですよ。

 どーでもいい昔話ですが、うちの母親は「サクラカラーは赤っぽく映るからダメ。高くてもフジを買ないと(標準語譯済)」(原文: サクラはあーこ映るけん、高っかばってんがフジ)と言ってをりました。そりゃあんた、フジのお店に現像に出すからでしょー、と今なら突っ込みたいところですが。もうサクラカラーは無いから悩まなくてもいいですね。余計な話でした。

 さて、フィルムにはまず感度ってものがあって、100とか400とか800とか1600とか数字が書いてあります。でっかい数字の方がシャッター速度を高速にできる(より高速にシャッターを切って適正露出になる)んで、暗いところでも手ぶれせずに撮れる確率が高くなる反面、畫質はすこしづつ落ちていきます。ツブツブ(粒子)が見え始めて、何となく不自然な感じになる譯です。

 で、今回はこの「400」の話。400という數字は、その昔は敬遠されがちな感度だったんですけど、ここ最近めまぐるしい製品・品質向上により、ふつーに使う分には昔の感度100と全然變はらないくらいのなめらかさで撮れてしまいます。

 で、あとは種類。400のネガフィルムでも、フジカラーには三種類あります。上から順に價格が高くなります。

 これ、どこが違うかといふと、發色性能が違う譯です。上のX-TRA400の方がフツーな感じ、下のSUPERIA Venus 400の方がちょっとハデ系。どんな風に撮りたいかで選択する事になります。一般的には風景を撮るときにはVenus 400を、その他はX-TRA400 (つまり今度出るSUPERIA PREMIUM 400) を、って感じなのでしょうか。脚色が少なく再現性を高く、との特殊用途(要するにハイ・アマチュア用途やプロ用途)の場合にはPRO400を、といふ感じになると考えればよろしいかと。

 ちなみに「品種表示」といふのは、フィルムの上の方に書いてある文字です。現像が終わったネガの上の方に穴(スプロケット・ホール)がポコポコ開いてますが、そこらへん(サイドプリント)に書いてある、そのネガの自分の名前です。例えば手元にあるSUPERIA Venus 400のサイドプリントにはこんな風に書いてあります。この中にある「S-400」の部分です。

X36 00A ||||||| S-400 0 ||||||| 36 0A ||||||| S-400 1 ||||||| CH-9 1A ||||||| S-400 2 |||||||……

 こんどフィルム賣り場を覗いたときには、そんな事を念頭に買って頂ければと。まとめ買いがお得。3本パックや5本パック、10本パック・20本パックなどで賣ってます。大量に買っても数千圓。安い〜

 作例ですが、上記PRO400は使ったことがないので無いんですが、年末年始に普段ネガじゃなくてリバーサルばっかり使う私なのに、珍しくネガのX-TRA400を大量に使ったので、その典型例を擧げておきます。Venus 400・PRO400はトンと使ってないので、嫁の引き出しからゴソゴソと。


フジカラー SUPERIA X-TRA400 (Nikon F6、Ai Nikkor 20mm F2.8S)
すっきり色味の特に何の變哲もないフツーのフィルムです。
知る人ぞ知る鹿兒島縣嘉例川驛。年末に行ってきました。


フジカラー SUPERIA X-TRA400 (Nikon F6、Ai Nikkor 20mm F2.8S)
感度が高いので暗いところでも何とかなります。色も濃くなく薄くなく。
安いのにPRO400っぽいところが好感が持てます。
普通に使うなら、これで決まりじゃないでせうか。
五段階評価で星★★★★。


フジカラー SUPERIA Venus 400 (Nikon FM3A、Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 ZF) 作:嫁
この毒々しくもハデハデな色がVenusの特徴です。
良く言へば發色良好、悪く言へば現代デジカメ風インチキ發色。
刹那的なギトギトさが安っぽさをさらに煽ります。


フジカラー SUPERIA Venus 400 (Nikon FM3A、Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 ZF) 作:嫁
このVenusシリーズ、緑と紫の再現が特徴的、というか變です。
お店に同時プリントで頼むと、これ以上に色が轉んだ失敗作が量産。
お店で使われている現像機フロンティアとの相性が悪いのではと勝手に思ってます。
私は絶對に使わないフィルムのひとつです。五段階評価で星★。


フジカラー PRO400 (Nikon F100、AF-S VR Zoom Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G) 作:嫁
これはプロ向けのフィルムです。途端に「作品」風の色が出ます。
良くも悪くもニュートラル。素晴らしい。高價なだけあります。


フジカラーPRO400 (Nikon F100、Carl Zeiss Planar T* 50mm F1.4 ZF) 作:嫁
二つ上のVenusと對局にある、すっきりだがコクのある色味。
フジカラーの感度400のネガフィルムでは最高だと思います。五段階評価で★★★★★。