大濠の蓮

大濠の蓮である。仕事のほうが一段落ついたので、人間染みた生活に戻るためにもM-1を抱えてクソ暑いお濠にやってきた。蓮が咲きそうな感じであった。

ZUIKO 90mm MACRO一本勝負。レンズ付け替えるのが面倒なので、全部これで撮る。まいど撮るたびに思うが、なんと良いレンズだろうか。在りし日のOLYMPUSに合掌・・・

自然なボケが非常に美しい事で定評あるレンズであるが、大判のFUJINONレンズを蛇腹伸ばして撮影した際の余裕ある描写に似ている事に気づいた。要するに35mm判にありがちな、小賢しいコントラスト引き上げ調整をやってない、という事なのだろう。

M-1のファインダースクリーンには1-13という中央がスプリット+その周りがプリズム+周囲が磨りガラス系のものを使っているのだが、OM-3/4用のものよりも暗く、F6などと比較しても暗くファインダー自体の大きさも小さく見える。が、ピントは合わせやすい。比較対象がハッセルのアキュートマットDとなるともはや別次元の暗さであるが、小型判に大した期待をしてる訳でもないので、この程度で良いと割り切っている。明るいのが良ければハッセル、デカいファインダーが良ければ4×5を使えば良いだけのことだ。

ところで、我が家のM-1ではワインダーで引いた際にうまくチャージされない(シャッターが降りない)不具合が出始めている。なんか内部で引っかかったような、ギアが1段ズレてるような感じだ。調整に出したほうが良いのだろう。

35mmシステムの有り難さ

寫眞のBlogを分けた事もあるが、これまで雜誌執筆の延長で「ですます調」で書いていたのを、より個人性の高い「だである調」に變へてみた。ご容赦頂きたい。

さてけふは福岡國際マラソンが近所で開催された事もあり、道路狀況があまりよろしくない(通行止めされまくる)ので、ならばとテレビで中継を途中まで見ていたのを切り上げ、平和臺競技場に急行した。昨日は大型寫眞機を担いで阿蘇の外輪山をえっちらおっちら登った事もあり、けふは輕いのがいいなぁと思ひ、暫く使ってなかったM-1のシステムを持ち出す事にした。

OLYMPUS M-1 system

いつもはかういふ場合HASSELBLADのシステムを持ち出すのだが、長焦点距離のレンズをまだ持ち合わせてない事もあるし、何よりそれはそれなりに結構重いといふのもあってパス。とにかく輕く、とにかくチャチャッと撮れる事。F6を持ち出すのも嫌な感じだったので、M-1に登板してもらった。

我が家のM-SYSTEM (OM-SYSTEM)では現在3本のレンズが残存しているが、28mm F2.8、50mm F1.4、90mm F2 MACRO、これとM-1本體の総重量が1kgちょっと。何といふ輕さ。こいつらをLoweproのバッグに突っ込む譯だが、それでもバッグはスカスカ。だいたいこの3本があれば何でも撮れる。欲を言へば180mm F2.8がもう一本あればもっと良いのだが、さうなるともっと重くなる(財布は輕くなる)から先の話である。

最近35mmで撮ってなかったのでフィルムあるか!?と冷蔵庫を覗くと、Velvia 100Fが上手い具合に2本轉がっているではないか。箱を捨ててしまったためいつ買ったのかよく分からんが、まあ良いだらうとチャッチャと詰めて現場へ急行。

福岡國際マラソン

さて平和臺の現場では人もそこそこ(まあ福岡なので)で、先頭の選手が突入してくる3分前くらいに到着。先頭の選手が駆け込んでくるのをのんびりと應援しつつ、動的に合わせるのもダルかったため、90mmを付けて1/250-1/125の置きピンでじゃんじゃん撮る事に。撮れたかどうかは現像が上がってきてからのお樂しみ。

現場で感じたのは「撮りやすさ」。當たり前である。露出計は内蔵していて、輕い。とにかく輕い。三脚含めて7-8kg超の大型寫眞機と比べるのがおかしな話であるが、たった1kgちょっとが筋肉痛の我が身に有り難いのである。これだけで十分なメリットである。

ただ、撮った事の滿足度はやっぱり「感光サイズ相當」。4×5の強大な滿足度に比較しても、ほんのちょっとなのである。フィルム一本分じゃんじゃん撮った割に、どうも滿足しないのだ。これは單に大判ジャンキーであるだけの話かもしれない。が、結果を見てもたぶん釋然としないはずである。どうしても4×5と比較してしまうため、「もっと高精細に寫っててよ!」との心の声が(笑)

とはいえ、この小型のOM-SYSTEMも、久しぶりに使ってみて本當に良くできているものだと再確認できた。現像のあがりを見て、それなりの成果を上げてくれれば、もう一・二本レンズを足してみるのも良いかもしれん。

舞鶴公園の紫陽花

 先週末ですが、大濠公園の横にある舞鶴公園に行って參りました。今回は大型寫眞機を持ち出す體力がなかった、といふのもありますが、それより三脚を立てる場所に氣が引けたので、久しぶりにM-1を持ち出しました。

 冷藏庫を眺めたら、いつも使ってるVelvia 100Fの35mm判が無い。しやうがないので、たまたま餘ってたSUPERIA Venus 400を持ち出しました。あんまり好きではないのですが、安いので嫁が買い溜めていたもののやうです。これも既にSUPERIA PREMIUM 400に代替はりしているので、在庫限りですなぁ。

 大型寫眞機と比較しても一枚撮るのにも異常に簡單なので、何となく物足りなさを感じつつ、まあそれもたまにはよからう、と。ワインダーを引き、ピントリングを廻して、露出針を合わせて、バチャリ。

 デジタルカメラ=コンピューター塗り繪機による異常な彩度&コントラストに辟易してますので、敢えてネガフィルムの階調を。實際の現場の見え方はこんなもんでせう。何となくレトロな感じもあります。


(OLYMPUS M-1、ZUIKO 90mm F2 MACRO、FUJICOLOR SUPERIA Venus 400)