PX-5002 vs PX-G900 顔料機對決

 我が家の方ではあまり寫眞を印刷する文化は無かったりするのですが、PX-5002のブロガー向け貸し出しに當籤してしまってから、積極的に印刷してみるやうになりました。

 從來我が家に存在したのはEPSON PX-G900。これ、my epsonの登録情報を見る限り2005年の7月頃に購入したやうで、もう4年以上使ってることになります。いい加減インク詰まりが酷くなってきたので、先日修理に出し、中身ピカピカで戻ってきたばかりです。動作音も静かになり、結構氣に入って偶に使っては居たのですが・・・PX-5002がやってきて、意地惡にも對決させてみやう、なんて氣になってました。

 我が家のパソコン環境も、ちょっと前にやったスキャナー對決の時よりも微妙に更新されていて、OSがMac OS X 10.6 Snow Leopardに、畫像管理ソフトはAdobe Photoshop Lightroom 2.5へと小變更。プリンタードライバーも最新の對應品へとなっております。


 今回の印刷對決用の寫眞。いかにも色轉びしさうなやつを敢へて選んでみました。安物だとボロボロの結果が待ってるでせう。GT-X970で3200dpiでスキャン、7797×7765ピクセルです。このくらいの高精細さはさすが腐っても中判フィルム+Distagonであります。フィルム最強。
(HASSELBLAD 503CW、Carl Zeiss Distagon T* CFi 50mm F4、FUJICOLOR PRO400、手持ち撮影)


 これをLightroom 2.5で印刷。PX-5002もPX-G900もほぼ同じドライバーで、Leopard時代のものとだいぶ異なっています。印刷設定は上のスクリーンキャプチャーのとおりですが、列擧しておくと・・・

Lightroom側の設定

  • プリント解像度: 360dpi
  • シャープ(プリント用): 強
  • 用紙種類: 光澤
  • カラーマネジメント
    • プロファイル: PX-5002 Photo Paper / PX-G900 Photo Paper
    • マッチング方法: 知覺的

プリンタードライバー側の設定

  • 用紙設定: EPSON寫眞用紙
  • カラー: カラー
  • カラー調整: オフ(色補正なし)
  • 印刷品質: 超高精細

 ちなみに、Snow Leopardでは、Lightroom 2などのAdobe製品と組み合わせた場合、何とColor Sync未對應といふ事が制限事項として説明書に書いてありました。これはPX-5002だけでなく、PX-G900も同様。Color Syncのチェックがグレー表示になって選擇できなくなっていたので、散々惱まされました。なんてこったい。Adobe側に問題があるのかどうか分かりませんが、これはとっとと解決して欲しい。色々試した結果、上記の設定が一番マトモだらう、といふ事で選擇しました。

 これに、EPSON寫眞用紙の六切りを突っ込んで印刷してみました。


 でけた。左がPX-G900、右がPX-5002。ぱっと見は全く分かりませんが、よーく見るとシャドウ部の潰れ具合が違ふなぁと。もっと違いが出ると思ってたんですが、あまりの差の無さにびっくり。うーむ・・・


 これをさらにGT-X970で150dpiにてスキャン。Lightroomで比較してみました。結構違ふもんだなぁ。左のPX-G900はシャドウ部が潰れ気味なのに對して、右のPX-5002だとスッキリ系。色も轉んでません。好みは抜きにしても、やはり價格差と時代の差はかういふ微妙な點で現れているのでせう。


 ひとつ気がついたのが、グロスオプティマイザーが、PX-G900(上)だと印刷してない空白にもベターと塗ってあるのに對して、PX-5002(下)だと印刷部分のみに塗ってある、といふ點。さほど違いはありませんが。

−*−

 こんな譯で比較になったやうなならなかったやうな感じではありますが、まぁ最新になった分だけ良くはなってるかな? と感じる事はできました。が、PX-G900側も相當健闘している事も間違い無い事實でありまして、4〜5年前の機種なのに数倍の價格の最新機種と互角に戰へるだけのポテンシャルは持っていたのだなぁと改めて感心してしまいました。

 もちろん、冒頭に書いたやうにオーバーホール直後で中身がピカピカ狀態だったので、オリジナルのPX-G900よりも各部が新しくなっている可能性もありますし、プリンタードライバーも最新になっていて改良に繼ぐ改良が重ねられている點も見逃せません。

 私のやうな單なる趣味人が使ふ分にはほとんど差がない位の違いですが、そこに敢へて拘られる方はもちろん最新機種のPX-5002などの方が良いでせう。印刷品質に加えて大容量インクや大判印刷など、他の多くの利點もありますし、今回の件は評價點のひとつとして考えれば良いのかなと。

PX-5002・5600とPX-G5300の色傾向の違い
http://proselection.weblogs.jp/epson_proselection_blog/2009/11/post-3336.html

秋の新宿御苑 Sinar Rollfilm Holder 6×7 試寫

 さて前回の續きですが、無事ロシアから届いたSinar Rollfilm Holder 6x7cmがちゃんと寫るかどうか、先週末新宿御苑に行ってきました。ホントはもっと早く行きたかったんですが・・・到着したら既に14時を過ぎており、斜光が凄い&色温度低めになっていたので、チャチャッと撮影は濟ませました。

 久々にWISTAを持ち歩いたのですが、やはり本体重量3kgは重すぎる。手首が痛くなりました。これが8×10なら我慢しますが、このサイズでこの重量ってのは段々腹が立ってきました。

 以前arataさんの所で教へて貰ったChamonixの、4×5サイズ45n-1が段々欲しくなってきました。約1.4kgなので半分以下。8×10は約3.9kgなので倍以上ですが、4×5ならばHASSELBLAD 503CW(1.5kg)よりも輕い!! 木製暗箱の弱點であったベッド部分のたわみも合金製で頑丈さうだし、しかも結構安價だし、本氣で買い換へやうかなと思い始めました。どうやら受注生産らしく、すぐには入手できないのかな?


風が強くて揺れが凄かったんで、撮る直前にシャッター速度を上げて。既に咲き終はりが多うございました。
(WISTA 45 SP + Sinar Rollfilm Holder 6×7、CM FUJINON Wide 150mm F5.6、FUJICHROME Velvia 100F、以下同じ)


苑内では菊祭り。凄い品質の菊がまぁゾロゾロと。菊好きの方は行くべし。夕方だったのでほぼ全部日陰。


菊・菊・菊・・・凄い傳統であります。我が古里由來の肥後菊もあったんですが、フィルム切れ&閉園で撮れませんでした。殘念。

Sinar Rollfilm Holder 6x7cmがロシアから到着

 既にほぼ一月前の話になってしまうのですが、常々欲しかったSinarのロールスライドアダプターSinar Rollfilm Holder 6x7cmをeBayで入手しました。これ、新品で買ふと数十萬圓かかってしまう貴重品なのでありますが、eBayにて國内では絶對に入手不能なくらい安價で落札できました。

 ちなみにSinarので有名なのはSinar Zoom 2といふ6×4.5から6×12まで伸縮自在のものでありますが、これは6×7固定のもの。私は4×5とほぼ同比率の6×7しか使はないので、これで充分であります。

 4×5の大型寫眞機でブローニーフィルムを使ふには、ロールアダプターといふのを追加でハメる必要があるんですが、一般に普及しているホースマンやリンホフ(Super Rollex)やウイスタのものは、グラフロック型になっているため一旦ピントグラスを外してハメる必要があります。これが實に面倒。こんな手順になります。

  1. ピントグラスでピント合わせる
  2. シャッターを閉じて絞り・シャッター速度を合わせる
  3. ピントグラスを外す
  4. ロールフィルムアダプターを付ける
  5. 引き蓋を引く
  6. シャッター
  7. 引き蓋を閉じる
  8. フィルムを巻き上げる
  9. ロールフィルムアダプターを外す
  10. ピントグラスをはめる

 これ、とにかくピントグラスをハメたり外したりと、まぁてんやわんやの大騒ぎでありまして、外したピングラをどこに置くか、なんて所から惱む必要が出てきたりします。

 で、これを解決するには、通常の4×5のカットホルダーと同じやうにピングラの横からスライドインさせるタイプのものを使へば解決。

  1. ピントグラスでピント合わせる
  2. シャッターを閉じて絞り・シャッター速度を合わせる
  3. ロールフィルムアダプターをスライドイン
  4. 引き蓋を引く
  5. シャッター
  6. 引き蓋を閉じる
  7. フィルムを巻き上げる
  8. ロールフィルムアダプターをスライドアウト

 こんな感じで、要するにカットホルダーと(巻き上げ以外は)ほぼ同じ手順になります。なわけですが、このスライドイン型のが數が少ない。調べた限りでは、こんなのがありました。

 あとCambo(Calmet)のがありましたが、えらく評判が惡かったので除外。このうち私の方では最初にTOYOのロールフィルムホルダーのボロボロ中古を超安價で入手したのですが、これの厚みが凄くてWISTA 45 SPに突っ込むとピングラのバネが折れる勢いで、無理に挿入するとパチンとピングラが外れる事が判明。これは使へないので却下。

 次にLinhofのRapid Rollexを買おうと考へたのですが、これ、差し込んだときに印面が左に寄ってしまふといふ致命的な弱點があることが判明。要するにピングラの中央で合わせてもダメって事で、フラストレーション貯まりそうな事間違ひ無しなので却下。

 そして、最後のSinarのやつ。これは上記の問題が解決できさうなのですが、WISTAで試した情報が檢索しても出てこない。ならば私が試してやらう、とeBayを探していたら激安品が出ているではありませんか。早速最低價格で入札したら、そのまま落札できてしまいました。

 我が家に到着したSinar 67。何とロシアから届きました。到着まで約24日。地球一周してやってきました。しかしまぁ、よく届いたもんだ。ロシア語であれこれ書いてありますが、なんのこっちゃらサッパリであります。

 早速我が家のWISTA 45 SPに突っ込んでみました。が、ここで問題發生。

 何と、ピントグラスの枠の指をかける出っ張りの部分と、Sinar 67の盛り上がってる部分(フィルムを格納する場所)が接触。そのため、ロールホルダー本体とピングラの間に∠型の隙間ができてしまいます。しかし、どっちにせよスプリングで押さえられている狀態は變はらず、使用上は全く問題がありません。良かった良かった。

 ピングラを大きめに開いて、Sinar 67を奥まで突っ込むとグラフロック仕様の例の「カクッ」と填る手應へがありますので、それでOKであります。この後試寫してみましたが、光線漏れ等々は一切ありませんでした。

 といふことで、WISTA 45とSinarのロールフィルムアダプターはちょっと條件付きではあるけど使へます、と云ふのが本稿の結論でありました。試寫内容は明日にでも。

※追記: 試寫分を投稿しました。

淺草 x Gakkenflex 其の貳

 前回の續きであります。人混みの淺草をふらふらと歩いて、掛け蕎麥を喰って歸りました。

 何枚も撮るうちにフィルムの巻き上げがどんどん重くなってきます。ふぬぬぬぬぬと氣合いを入れて廻すも、何となくフィルムを千切りさうな惡い予感もするので愼重になります。自分が一體何枚撮ったのか分からなくなるのがいかんですなぁ。

 120ブローニーだと6×6で12枚だから丁度良い枚数なんですけど、下手に27枚も撮れちゃうとすぐ忘れてしまいます。SUPERIA PREMIUM 400では12枚撮りも復活してるみたいなので、こちらを使うといふ手もありますが、街のフジカラーのお店では現像代は何枚撮りでも同じみたいなんで、經濟性を考へれば27枚撮りがお得でせう。惱ましい限りであります。


(Gakkenflex、FUJICOLOR SUPERIA Venus 400、以下同)

淺草 x Gakkenflex 其の壹

 さて試寫の終はったGakkenflex(學研大人の科學 35mm二眼レフカメラ)を持って、休日の淺草に行って參りました。特に用があるといふ譯でも無いのですが、今度東京案内をする關係で、下見を兼ねて。輕いGakkenflexはかういふ人混みの中では大變助かります。

 フィルムは富士のSUPEIA Venus 400の27枚撮りをヨドバシで買ってきました。在庫處分の27枚撮り10本入りが1980圓(安すぎ(^^;;;)でして、これで最後ではないかと思はれます。後繼はSUPERIA PREMIUM 400で、これよりちと高いであります。撮ってると巻きノブが堅くなってきて、この辺で終はりかなと思い、巻き戻して現像に出したら、16枚しか撮ってませんでした。勿體ない〜。ここ氣を付ける點ですね。。。


(Gakkenflex、FUJICOLOR SUPERIA Venus 400、以下同)

 スキャンが間に合はないので、續きは次回。

續きを掲載しました。

學研二眼レフの作例 大人の科學Vol.25

 學研二眼レフ(正式名稱はGakkenflexでせうか? 本體二眼の下に書いてあります)を早速使ってみました。曇天だったのでフィルムはISO 400の24枚撮りを買ってこよう、と思っていたら晴れてきたので、家にあったFUJICOLOR 100を使ふ事にしました。

 いつもはEAST WESTCREATEなどプロラボに出すので街のミニラボはとんと使ってをりませんでしたが、早く作例が覽たかったので近所のパレットプラザに持って行ってみました。一時間仕上げ現像のみで630圓(36枚撮りも24枚撮りも同額)。えぇ〜24枚撮りなのに高い〜。ちょっと前まで500圓くらいだったのに、物價高騰分でせうか。致し方ありませぬ。

 ところでカメラの使ひ方をよく讀まずに外に出てしまったため、24枚撮りなのに12枚しか撮れませんでした。これ、フィルムのコマ送りの量を間違へて覺へていた爲なんですが、「撮ったら半回轉だけ廻す」のが正解です。撮ってから一回轉させていたので、半分の12コマしか撮れませんでした(涙)。巻き戻して使おうかとも思ひましたが、フィルム給送精度もそんなに信用ならんなぁと思ひ、諦めて現像に出しました。

 なおこのGakkenflexはF11、1/150固定(P.46に記載あり)ださうですが、我が家の大判レンズシャッターと速度比較しても1/60くらいしか出てないやうな氣もします(笑)。まぁ、そこら辺はええ加減でよろしいかと。もちろん、ネガ限定カメラではあります。


最初に撮った一枚。ピント合ってないし。ルーペが無いので近距離で合わせるのは至難の業です。
(Gakkenflex、FUJICOLOR 100、以下同)


中央部はバッチリ、周辺ボロボロ(笑) 急に眼が惡くなった感じです。ううむ。オサレな女子カメ系に轉身できさうです(^^;;;;


これはこれで無意味に劇的な感じがします(^^;;; よく見ると鳥が寫ってます。


シャッター下げるときに指が寫りました。これは氣を付けなければ。


遠距離まで、まぁこんなもんか、といふ程度は寫ってます。レンズ一枚構成なのに頑張ってるなぁ。


意地惡にも逆光で。ハレーションバリバリですが、意外に良く寫ってます。あれ、これでいいじゃん(笑)

學研大人の科學Vol.25 35mm二眼レフカメラを買ってきた

 學研二眼レフカメラ(大人の科學Vol.25 35mm二眼レフカメラ)を買ってきました。通稱Gakkenflex。2,500圓。既に學研の通販では品切れなので、お早めにどうぞ。


(HASSELBLAD 503CW、PolaCombi 80/100、Carl Zeiss Planar T* CFE 80mm F2.8、FUJIFILM FP-400B)

 開けた。結構な量。所要時間約一時間。ドライバー付属なので特に別途購入が必要なのは35mm判フィルムのみ。ISO 400の24枚撮りが推奬ださうです。我が家にはFUJICOLOR 100の24枚撮りとFUJICOLOR X-TRA 400の36枚撮りしか無いので買ってくるであります。


(HASSELBLAD 503CW、PolaCombi 80/100、Carl Zeiss Distagon T* CFi 50mm F4、FUJIFILM FP-400B)

 でけた。やっぱり一時間くらいかかった。35mm判用なので想像以上に小さい。Peakのアナスチグマット4xルーペ竝の大きさであります。中はスカスカなので數十グラムくらいでせうか。

 組み立て時の注意點は、既にお詫びと訂正が公開されていますとおり、バネの表記がAとB、CとDがひっくり返っております。まぁ物理的にハマらないので私も氣付きましたが、ご注意を。また組み立て最終局面では筐體をひん曲げて突っ込む工程があるので、誤って割らないやうにご注意あれ。あと、シャッターはちゃんとパチンと動く事を確認してから組み上げないと、再度バラすはめになるのでお氣をつけ下さいませ。

 さて試寫に行ってくるでござる。

 追記: 作例を掲載しました。