Attraction of the middle format film

I went to the place where I like to visit, Ohori park in Fukuoka city, the beautiful place. The next place is the Fukuoka castle, the famous park of the cherry blossoms and ume flower. Unfortunately, the ume flower was end, but the cherry blossoms will be fine within few weeks.

I went to shoot the cherry blossoms with middle format camera, the Hasselblad. There was many photo shooter, but almost all had the digital small format camera with zoom lenses. I disagree the authenticity of the digital format, and I like with film shooting.

I have some format cameras, 35mm, middle format, and large format. In recent days I often use the middle format camera, the Hasselblad. This world class famous camera has many extreme well-made lenses, the Carl Zeiss. Unfortunately, the latest Haseelblad H series don’t have the Carl Zeiss series (with FUJINON, the lens manufacturer in Japan), but the previous V series has many Carl Zeiss lenses made in Germany. And this is full mechanical camera, working with no electronic powers.

I like the large format film, and with reversal (slide) film, because of its integrity — we can see the film with normal color directly. The 35mm film size is very small and we can see it with some 4x rope for full sight, but the middle format or larger size enable to see directly. The middle format film with Hasselblad 6×6 cm size is the smallest size to see directly I think. Its size is little bit smaller than the normal postal card, and good to see it directly through a light box.

This direct view size also enable me to see with both eyes through the view finder. Hasselblad has a big, bright and beautiful finder called acute matt D, developed by Minolta, and it makes me happy to shoot.

Anyway, I went to there with my Hasslblad 503CW, and bring my 2 lenses, Distagon 50mm CFi and Sonar 180mm CFi. I planned to shoot cherry blossoms with Distagon for the wide angle for the main purpose, and the Sonar to shoot with long-range shoot for the sub.

2013-03-15

 

Yes, I love this old-style shooting.

 

寫眞が撮りたいものである

6月以来未更新であった。近況報告である。

私事であるが、祖父が鬼籍に入ったためその關聯で更新の時間が無かった、といふことプラス、海外出張等が入ったこともあってまともに寫眞すら撮れなかった、といふ、人生にはまあかういふ時もあるよな、といはんばかりの状況であり、ブログ更新は二の次にせざるを得なかったのである。

さうかうしているうちに、世の中はだいぶまた様変はりしてきた。漸く選挙が行われ、恐らく十中八九政権交代になるであらう流れはもはや止めやうもなく。自稱インテリ左巻きが妄想と思ひつきで國政をいじったら何が起こるか、と云ふ恐ろしいことがリアルに実感できた3年であったが、そのための代償は大きすぎるものであったと云はざるを得ないだらう。インチキ詐欺フェストは何も実行されず、一方円高は止まらず家電業界や自動車業界・流通販売系はズタボロになり、各家庭には増税だけが残った。その代はりに理解できたこととしては、有権者の選別を經ていない一部のTV・新聞・そして官僚とその取り巻きが好き放題に民意を歪め操作しまくっている、といふおぞましき実態である。まさに清朝末期の宦官を彷彿とさせる状況に思へるのだが、今後数度の選挙を経て恐らく自浄作用としての殲滅・選別が起こるであろう事は想像に難くない。海外と比べ日本はもっと良くなる可能性大の超有望株だと思うのだが、どうも舵を握っている連中が不甲斐なさ過ぎる(狙って潰してる?)のが問題である。

また一方、Internet界隈では無敵とも云へたGoogleが収入面でつまづき、Facebookが凋落しはじめ懐かしのmixi化を辿る一方、そこに掲載された個人情報は突如の規約・ポリシー変更などと共に売り捌かれ始めたやうだ。只ほど高いものは無い、といふ古からの教へ無視した結果なのでご愁傷様としか言ひやうが無いのだが、クラウドだ何だと言ったところでその運營會社が信用できないことには全く危險でしかなく、個人情報や発信源はやはりOSレベルから個人で確保しておくのが最も安全、といふ、これまた詰まらない結末に帰結しさうな勢いである。私の場合は、メインをBlog側にしTwitterに更新情報を流しつつ、他は放置といふ状況になるであらうと予測している。これ系もいちどまとめたいなぁ。

さて寫眞である。コダックが倒産したけど、富士フイルムメインの私には全く影響が出ず。日本萬歳。が、撮れたのはF6で海外出張時にちょいと撮ったくらいで、あとはゼロ。悲しき實態である。本職側の都合上来春過ぎまでこの事態が續きさうなのだが、その後を改善する爲に、以下の改善を計畫中である。

  • 大型カメラの改善。輕く、蛇腹がもっと伸ばせるものに變更
  • 大型カメラ用レンズの改善。手薄だった廣角側(- 90mm)+超望遠系(600mm – )を揃える
  • スライディングロールフィルムホルダーの改善。多角フォーマット對應
  • 4×5モノクロフィルムへの挑戦。安いといふのもあるけど、大型寫眞こそモノクロが生きるなといふ氣がしてきたので
  • 三脚の改善。持ち運びを樂にするため、もっと頑丈でコンパクトなものを
  • クイックリリースプレートの導入。ワンタッチ着脱のため

要するに大型ビューカメラに絞らうといふ話でもあるのだが、35mm系はF6+SB-800による自動調光とお店プリントがやはり便利なので、そのまま。ハッセルもそれ以外の三脚禁止系旅行に便利なのでそのまま、といふのを考えている。可能性として考へられるのは、ハッセルの望遠系(150mm – 250mm系)を一本だけ買う、程度だらうか。180mmが一本あれば充分なやうな氣がする。あとは追加投資を行ふ理由も見つからず、現状維持。

上記のうちどこまで實現できるかどうかは全く不明であるが、無理でも徐々に實現し、氣輕に4×5、せめて6×7以上をホイホイ撮れる環境を作りたいと考へている。

大型カメラWISTA45 SPの使い方(2012年版)その3

その2の続きである。

さて、最後は使い終わったWISTAを畳む番である。要はその1の組み立てる際の逆をやれば良いだけではあるのだが、それでは面白くないので、ちょいと変わったたたみ方をお伝えしよう。レンズを付けたままの畳み方である。基本的には、レンズの前後をひっくり返してはめ、その後に畳むという一風変わった技である。

この手法は金属型のテクニカルビューカメラだといくつかの機種(Linhof Master TechnikaとWISTA45系くらいしか知らんです)で可能なのだが、必ずしも正しい使い方という訳ではない(説明書には載ってない)方法であるため、そこだけご注意頂きたい。

さて、このレンズを付けたまま畳む方法であるが、基本的には小型のレンズであれば同様にできるのではと思う。ただ、ここでは現代日本において最も入手しやすく現行品の標準画角である150mmレンズである、CM FUJINON W 150mmでの方法である。このCMシリーズは2000年前後に全面リニューアルされた極めて現代の最新型レンズであるが、リニューアルされた際に旧FUJINON WS型よりも大型化されてしまっており、ふつうに前後ひっくり返してはめ、畳むとベッドレールに当たる。当然ながらレールも金属であり、そのまま閉じると傷が付く事間違い無しである。というか物理的に閉じないのである。

そのため、レールを当たらない程度ズラし固定してから、閉じるという手法になる。我が家のWISTA45SPだとこれで百発百中で閉じるので、同機種・同レンズをお持ちの方は当たらないようにゆっくりと試してみて欲しい。これ便利です。

ちなみに、これは通常の下に数ミリオフセットされた(下付の)リンホフボードの場合である。WISTAから発売されているセンター穴あきボードの場合は、そのまま格納できると思われるので、もしお持ちの方は試してみて欲しい。ちなみに私は互換性を優先させるため持ってないのである。

まず最初。レールの二段目を後枠のレールにぴったりくっつけるため、奥まで押し込む。その後、CM FUJINON 150mmを前後ひっくり返して前枠にはめる。意外かもしれないが、フラットボードをひっくり返すだけなので当然ながらはまる。

そのあと、前枠を後枠に押し込む。ズリズリズリ〜

さて、ここからがポイント。通常だと、二段目レールを一段目と同じ位置に戻して畳むのだが、「わざと」完全に戻さずに、ちょっとだけずらして固定するのである。私が目安にしているのは、二段目レールに刻まれた黒・赤・黒・・・という目盛りの一番下の部分と、固定レバーの上にある銀色の点(たぶんネジのさきっちょ)の上の部分を一致させる事である。判りづらいかな? 斜めに傾いてる黒いレバーの上の銀色のポッチの部分である。

さて、この二段目をズラした状態で、後枠の横の固定ダイヤルを緩め、ゆっくりと閉じるのである。普通ならここでレンズの後群が二段目レールに当たるのだが、微妙にズラしているので、あら不思議、当たらないのである。まあ、念のために最初はホントに当たらないようにゆっくりと確認しながらやって欲しいのである。

閉じてしまった状態。中に150mmレンズが入ってます。これでバッグの中に150mmレンズ一本分のスペースが空いた。いつも軽量超小型バッグに押し込んでる私としては、この一本分の差はとてつもなくデカい。だってこれでさらにもう一本レンズ持って行けるんですよ奥さん!!

金属製カメラは木製のものに比べて重いのが弱点であるが、このレンズを格納できるという必殺技を持った機種は木製機種にスペースで勝てるという、あちらを立てればこちらが立たず、との面白い話である。木製カメラはみんな前枠を外すか倒すかして閉じるから、原理的にレンズをはめたままの格納は無理なのである。

念のためピントグラスを外してみたものがこれ。レンズをひっくり返して格納しているので、前玉がこんにちは状態なのである。ギリギリ数ミリの空間があるため、これでピントグラスに当たらないのである。まさに計って設計されたかのようなこの絶妙感(笑) MADE IN JAPAN萬歳。

ちなみにWISTA45シリーズは1972年頃にファーストリリースでそれ以降あんまり設計は変わってないので、2000年前後に出たCM FUJINONシリーズとのマッチングは単なる偶然である。念のため。

この格納時にレンズのキャップをはめると、何とピントグラスにキャップの先っちょが当たる。これだと振動でピントグラスを割る可能性があるので、キャップをするのは止めた方がいいだろう。ただ、レンズ交換時の安全を考慮して、キャップそのものは持って行った方が良いと思うのである。

大体のWISTA45シリーズ特有の基本的な使い方はこんなもんなので、あとはシフトとかスウィングについて、続けたもんか考えている。これ、需要あるのかな・・・

大型カメラWISTA45 SPの使い方(2012年版)その2

その1の続きである。

次は実際に使ってみるところを解説してみる。

WISTA45 SP

組み立て完了のところ。ここから再開。

WISTA45 SP

裏。いわゆるグラフロックバッグである。バッジが付いてるところはファインダーのフードになっていて、下の丸ボタンを上にスライドさせることによってバネで跳ね上げられる。

WISTA45 SP

ファインダーフードを跳ね上げたところ。当然ながら金属製+革製で、ファインダーガラスのプロテクターも兼ねている。こういう堅い所が金属製ビューテクニカル機の良い所である。

WISTA45 SP

フードは横に開ける。邪魔なときはこういう風に開いて・・・

WISTA45 SP

こうやってワンタッチで外せる。上に持ち上げたら番井がバネになってるので引っ込んで外せる。日本製らしく意外に作り込みが細かい。

WISTA45 SP

外したところ。ここまで来ると通常のビューカメラと同じような見栄えになってきた。但し、この状態だとファインダー像が暗すぎて屋外だと全く見えない。冠布(かんぷ)が必須である。ちなみにこのファインダーはWISTAにお願いして、標準構成のフレネルレンズ(波が刻んであるプラスチック板)ではなく、普通の磨りガラス(方眼罫線入り)に変えてもらっている。厚みが違うので、抑えの金属もカスタムになっている。フレネルは明るいけど、目が粗くてピントが合わせにくいのだ。磨りガラス+ルーペ最強。
WISTA45 SP

後ろのグラフロックバッグは、特にストッパーも無く、動かしたいときにグイッと回せばくるっと回る。いわゆるリボルビングバック。縦位置にするのもワンタッチで、90度回転した所でカクッと止まる。堅いからクルクルは回らない。金属製カメラ万歳。

WISTA45 SP

縦位置。この眺めはなかなか格好いい。ちなみに花を撮影する場合は何故か縦位置で撮影する事が多い。

WISTA45 SP

で、撮影時。ファインダーを持ち上げてカットホルダーを滑り込ませる。ここではよく使うSinarのロールフィルムホルダーを突っ込んでいる。

WISTA45 SP

突っ込み終わり。グラフロックバッグ規格なので、カクっと止まる。WISTA45の場合、枠から出っ張った所が邪魔で引っかかる。これは過去の記事で書いたとおり。

WISTA45 SP

んで、引き蓋を引いて撮影。4×5サイズのカットホルダーも、インスタントフィルムホルダーのPA-45も同じ手順である。引き蓋を引かずにシャッターを切ったり、シャッターを閉じずに引き蓋を引いて感光させたりしないように注意。

WISTA45 SP

ファインダーは当然ながら外せる。バネで押さえてある銀色のアームを押し込んでずらすと、するっと外れる。

WISTA45 SP

外したところ。蛇腹の中身はからっぽである。そりゃそうだ。写真機なぞ元からこんなもんである。奥に見えるのはレンズの後玉である。レンズシャッターを開けているので向こう側が見える。

その3へ続く。

大型カメラWISTA45 SPの使い方(2012年版) その1

この特集は観てもらえる人を増やすため、現代仮名遣い+新字体を使います。

先週までのHASSELBLADの話題は段々飽きてきた。ので、メインで使ってる大型写真機の利用者を増やすべく、愛機WISTA45 SPをざっくりと説明していきたい。この辺は書籍にもあまり書いてないので、実際に使ってみるしかよく分からないだろう。各メーカーが説明書等々をフリーで公開してくれれば良いのだが、仮に公開されたとしても余り記載が詳しくないので、やっぱり有用であろうと思う。

過去にもなんか書いた記憶があるのだが、そこまで詳しくは書いてなかったと思うので、今年版という事でひとつ。ちなみにWISTAの人曰く、我が家のはWISTA45 SPの前期型(初期型)らしく、部分的に色が違ったり材質が違ったりしているのだが、現行型と比較しても大して変わらんので安心して欲しい。

WISTA45 SP

立てたところ。畳んである。重さは大体2.9kg。総合金製で頑丈である。各種機能が満載であり、Linhofマスターテヒニカと似てる割に、比較しても結構機能が異なる。まあ実際使ってみれば判るのだが。

WISTA45 SP

裏。三脚穴は通常の国産の1/4インチのやつ。純国産だし。MADE IN JAPAN。というか板橋区製。ウイスタはリトレックSPとかリトレックビューで有名な、昔の武蔵野光機の後継会社である。

WISTA45 SP

ベッド部に見えるボタンを押し込んで開く。開く前に取っ手の下に見える大型のダイアル左右両側を緩めないと開かないので注意。このようにリンホフのマスターテヒニカとかと比較しても、ベッド部にタスキが無くて極めて頑丈である。

WISTA45 SP

開いたところ。後枠とベッドを繋いでるダイヤルが強大にデカいのが判るだろう。後枠は前後に動かせるが、途中でクリックが入り傾けた分量が判りやすくなっている。総金属製ならではである。伊達に重い訳じゃないのだ。

WISTA45 SP

前枠を引き出す。その為に一段目のレールを後枠にくっつける。マスターテヒニカと同じなのだが、これをやらんと削れるので注意。マニュアルにもちゃんと書いてある。

WISTA45 SP

取っ手を摘んでズリズリと引き出す。離すと止まる。かなり硬いので注意。逆にユルユルだと困るので、これはこれで正解。

WISTA45 SP

ベッドと後枠を繋ぐダイヤルを締め込んで固定。

WISTA45 SP

WISTA45シリーズは二段レールになっているため、ここでは250mmレンズを付けるために一段目を引き出す。固定は二段目に付いてる二つのレバーで行う。操作が直感的で非常に判りやすい。

WISTA45 SP

で、レンズをはめる。レンズボードはいわゆるリンホフタイプならなんでもはまる。はず。これは過去の記事の通りWISTA純正のボードをヨドバシカメラ経由で取り寄せて使っている。3000円くらいだったはず。WISTAの金属製バッジが付いている。

WISTA45 SP

上のノブをちょいと上に持ち上げて固定。バネであるので楽ちん。よく見たら判るのだが、WISTAのバッジは日本でお馴染みの藤の家紋である。由来は知らんのだが、誰かの家のものだろうか。ちなみに熊本市にある藤崎八旙宮と同じ家紋であり、密かに気に入っている。日本製って感じでいいじゃないか。

WISTA45 SP

次にライズ用の前枠の固定ダイアルを緩める。向かって右側。

WISTA45 SP

次に向かって左側のライズ用のダイアルでズリズリと8mm持ち上げる。上の画像で判るが、丁度ライズで持ち上がった枠が8mmなので判りやすい。マニュアルに書いてあるのだが、リンホフタイプの下付ボード(オフセットボード)だと光軸が下になってしまうため、持ち上げないといけないのである。これ知らない人多いので注意。

WISTA45 SP

組み立て完成。だいたい慣れたら1分くらいで出来るようになるので、そんなに気にする必要はないだろう。あとはレリーズを付けて、レンズのシャッターを開け、絞り開放にしたら撮影開始である。

WISTA45 SPは生産開始から30年くらい経ってると思うのだが、WISTAのオンラインショップ(または板橋区の本社)やヨドバシカメラ等々でまだまだ現役で入手できる。当たり前だが修理もやってくれるし、蛇腹も含め各種パーツもヨドバシ経由またはWISTA直で供給OKである。これは日本製ならではである。

中古だと恐らく7万〜15万の間くらいが適正価格だと思うが、折角なら新品がいいという方は景気振興と会社存続も兼ねて如何だろうか。2.5kgで軽いけど機能が削れたWISTA45 VXというのもあるので、用途に応じて。

ちなみにWISTAからは一銭ももらってません(笑)

その2に続く

野苺の花 Proxar 0.5 + Planar 80mmの限界

野苺の花
(Click to large)

凄く良く咲いていたのでProxar 0.5を付けて撮ってみた。青っぽいのは實際に天氣が惡かったのと、しかも日陰であったためであり、見た目どおりである。

Planar 80mmにフードを付けていた場合、フードの先から10cmくらいの距離が最短撮影距離になるのであるが、實際問題これより短い距離で撮影した場合、フードに當たってしまうといふ問題が發生する。フードを外せばもう少し距離を短くできるものの、今度はレンズが蔭になってしまうといふ問題が起きる。

假にこれ以上大きく擴大したいといふ場合、レンズそのものの長さを縮める譯にもいかない譯で、選擇肢としてはもっと焦點距離の長いレンズで撮影するしかない。ただ、余りにも大きく寫しすぎた場合(フィルムに寫った像が實物よりも大きい場合)、もはや生物學的な學術用資料のやうになってしまうのが難點でもある。この辺は小さな判面の35mm判では味わう事の出來ない惱ましさでもあらう。

舞鶴公園の牡丹 Carl Zeiss Proxar 0.5

舞鶴公園の牡丹
(Click to large)

もう5月である。今日は博多どんたくを外ではやっとったのであるが、博多松囃子と博多にわかを聞いて來て滿足である。寫眞の方は松囃子をFUJICOLOR PRO400で撮ってきたのであるが、當然ながら現像のあがりはまだ先であるため、4月末に撮った牡丹でも載っける事にする。

さて牡丹はきわめてデカい花である。ほらほら撮って! と云はんばかりの花を咲かせるのであるが、どれ撮ってやらう、と思った場合、人情としてはファインダー一杯に撮ってやりたくなる。大きな牡丹の花を6×6判にいっぱいに撮った場合、擴大率はだいたい1:4〜1:8くらいなのだらうか。

が、HASSELBLADを手持ちで撮影する場合、Planar 80mmの最短撮影距離は約0.9mである。WISTAを使ふ場合は150mmをつけて蛇腹を300mmくらい伸ばせばどんだけでも大きく撮せるのであるが、小型手持ち機であるHASSELBLADにはそれができない。できないから大きく撮せない。これでは不満が殘りまくる。

この場合の選擇肢は二つである。(1)Extension Tubeを付けて蛇腹を延ばしたのと同じ構成にする、(2)Proxarといふクローズアップレンズを付ける、である。このいづれかで大きく撮せるやうになる。

(1)の選擇が通常のものであるが、くそめんどくさい話として、蛇腹を延ばした(のと同じやうにExtension Tubeを噛ました)場合、露出倍數を計算してやらねばならない。具體的には、延ばした距離に應じて露出を多めにかけて(數段分絞りを明けるか、シャッター速度を遅くするか)やらねばならないのである。

蛇腹のビューカメラでも同じなのだが、この露出倍數の計算がくそめんどくさい、といふのもあるが何より「忘れる」ことが多いのである。撮る際に數段分落とすのを忘れて、現像後に暗い上がりを観てびっくり!といふ事が何度あらうか。さすがに最近は何度も何度も痛い目に遭っているだけあって忘れる事は少なくなったが、それでも怖いといふのは正直な感想である。

※經驗的に憶へている數値としては、150mmレンズを付けて蛇腹を300mmに伸ばしてピントを合はせた場合、露出は2段暗めに出る、といふのがある。これが忘れるのだよ・・・

それに對して(2)のクローズアップレンズは露出倍数を氣にする事がない。露出はそのままで良いのである。その代わり、レンズを一枚かますわけで、寫りに惡影響が出る可能性が在るわけである。

その中でもHASSELBLAD純正のProxarはCarl Zeiss社製のものであり、T*コーティングもされている事からなかなか良いものであると巷では云はれ續けているものである。0.5、1.0、2.0と三種類あり、我が家にもこのProxarの0.5と2.0の2枚を激安で海外から調達したものがある。

凄く判りづらいのだが(といふかまともに解説してある日本語サイトを知らないのだが)、この0.5とか1.0とか付いている數値は、無限遠をこの距離(メートル)に強引に變換する、といふ指標になっている。つまり、Proxar 0.5をPlanar 80mmに付けた場合、ピントが合う距離が通常の「0.9m – ∞」から「0.3m – 0.5m」に變換されるのである。

これはProxarに付属のマニュアルを讀めば一目瞭然なのであるが、殘念な事にマニュアル付きのProxarはなかなか世の中に出回らなく、しかもマニュアルのPDFが公開されてないやうで、ほとんどは裸のレンズのみである。しかも無駄に高い。適正價格は1萬圓以内だと思ふのだが、これを越へる價格で取引されてしまっているのはどうよ、と思ふ。デジカメなんぞ新機種が出たらボロクソに中古價格が崩壊するくせに、HASSELBLADやRolleiの最終モデルなぞは全然價格が落ちないので困っている次第である。みんな頼むからデジカメに行ってくれ・・・(安く買いたいので)

まあそんなわけで、この寫眞も最短撮影距離である0.3mから激寫したものである。観てもあまり判らないのだが、ピントが合っている所は元々のPlanar 80mm CFEの切れ味そのままである。が、あまり判らないものの無限遠側のボケについては、二線ボケの傾向が少し出てくる。

まあ強引に無限遠を矯正しているのでしゃーない話でもあるのだが、その缺點を持ってしても便利さには叶はない、といふ事でProxar 0.5を使いまくる日々である。寫眞の牡丹を撮影した際は暗かったので、ほんとに暗く寫っている。他の寫眞もさうであるが、現物のリバーサルフィルムからスキャンして、フィルムの縁を切り抜いてサイズ變換している、ほぼストレート出力である。最近主流のHDR風インチキ高彩度塗り繪と比較すると暗く眠いと思ふが、やはり花びらは滑らかさが出てナンボだと思ふのであるので、そのままにしている。

福岡城大銀杏の新緑 CFi Distagonの威力と癖

福岡城大銀杏の新緑
(Click to large)

特に有名な木と云ふ譯でも無いと思ふのだが、でっかい銀杏に青々と新緑が出ていたので廣角レンズで撮ってみた。緑が綺麗なのである。それだけと云へばそれだけである。

本格的に寫眞を撮るようになってから、このやうな當たり前の景色に對して随分と敏感になったものだと感じる。普通は大して見向きもされない被寫體に對して綺麗だなと思ふ感覺は、デスクワーク主體の感性からは絶對に導き出せないと確信している。生活に侵入するデジタル万歳な流れから一時身を休めるためにも、寫眞こそはアナログで貫き通したいと考へる次第である。

しかし、買った當初は「あれー、こんなもんかな?」といふ感じだったCarl Zeiss Distagon T* 4/50 CFiであるが、最近は諸々大活躍である。結局は上手く使ひこなせなかっただけ、といふ結論になるのであらうが、やはり元々プロフェッショナル利用を想定しているHASSELBLADのレンズだけあって、一筋繩ではいかないところがある。

このCFi Distagonの使い方は難しい。無理に高精細型のフィルムを使ったりPLフィルターを利用すると暗所が潰れ階調の薄いトンデモ寫眞の出來上がりなのである。そのため、富士フイルムのリバーサルならPROVIA系かASTIA系、ネガならPRO 160NCかNS系の比較的普通の描寫をしてくれるタイプを用いる必要がある。先代のCF系だとVelviaでもOKだったさうであるが、とてもではないがこの最新型では無理。それだけコントラスト命で作り込まれていると考へれば良いのだらう。

また、35mm判換算で25mm前後の廣角レンズであるため、水平を嚴密に取らないと乗り物醉いしさうな寫眞になってしまう。これはSWC等に付いているBiogonなどと同じだとは思ふ。6×6判が特に目立ちやすいといふのもあるか。

あとは、FLEといふフローティングレンズ要素が手動であるため、こいつを距離に合はせてカチカチと設定する必要がある。大半は4m〜無限の所に合はせておけば良いのだが、たまに近接撮影する場合に設定を忘れてしまう。影響は微細であるものの、やはり正確に設定しておいた方が尖鋭度が良いやうな氣がする。

それと意外にも手振れしやすい。HASSELBLADの利點は手持ちで中判一眼といふ所に歸結してしまふと思っているのであるが、シャッタースピードは最低でも1/60は必要だと感じる。35mm判の感覺だと1/30でも行けると思ふのだが、愼重にシャッターを押してもぶれている事が多い。まあ、クソでかい503CWのグラインドミラーがバコ!と跳ね上がる衝撃なのだらうが、これは諦めるしかないか。

特に日本の有料廣告誌商業寫眞誌だと2000年代以降のCFi/CFEシリーズのレンズについては全く人氣がないといふガラパゴスな状況が續いたお陰でずいぶんと安價に底値で買へたこのレンズであるが、結局世界レベルでは人氣がありebayでも値上がり著しく、殘念ながら日本でも價格が徐々に上がりつつある。恐らく3年前に破格で購入した水準では現在では難しいだらう。といふか無理。もっと古代のCレンズ万々歳な中古カメラ屋主導の風潮が續いてくれればもっと安く買へたのだが。殘念である。

機械式寫眞器とはいへ、特に機械式こそメンテナンス命でもあり、部品供給等の心配が最も少ない最新式が選擇されるのは極めて合理的である。HASSELBLADなぞは愛でる對象としては元々イマイチであり、使い倒してナンボの實用機として世界中で取引されていたりするわけで、さういふモノとして珍重され愛用されるのは道具として幸せだろうな、とふと思ふ次第である。

福岡城の枝垂れ櫻

福岡城の枝垂れ櫻
(Click to large)

九州では櫻の季節が終はって久しいのではあるるが、フィルムの現像が上がってきているので今頃になって見返す日々である。何度か書いているやうに、これは寫眞の利點でもある。撮って直後に「プレビュー」できてしまう疑似寫眞器では當然ながら味わえないのだが、電子ファイルとは完全に事なり、フィルムの上に物理的に繪を成しているからこそ、時間がかかるのは必然だ。エア寫眞とは事なり、實際に触れるものには時間が必要なのだ。まあさういふ堅苦しい事はおいておこう。

さて、被寫體の上では櫻の染井吉野だらけな現状は飽き飽きである。枝垂れ櫻や八重櫻も観たい。福岡城には天守閣が殘存していないものの、枝垂れ櫻は豊富にあり、目を愉しませてくれる。種の保存といふ觀點だけでなく、多樣性を我々の社會でも維持できるやうな余裕・經濟的な強さが欲しいものである。

櫻の蔭 中判カメラの存在理由


(Click to large)

櫻を撮っていて、ふと上を向くと幸せな光景がそこに。そんな經驗は誰しもあるだらう。

そんなときにちょいと撮影、となるとビューカメラだとそもそも三脚が立てられない等の制約がある事が多く、結局は手持ちで撮影できる事がそのやうな際の最低条件となる。

もちろん4×5サイズのフィルムでも手持ち撮影できるのは間違いないし8×10でも實踐されているので何とも良いやうがないのであるが、中級者程度の者が手を出せる市販のカメラとなると中判カメラが事實上の限界となるだらう。

この寫眞もふと上を向いたときに八重櫻と白い櫻が青空に映えたのがとても綺麗と感じたため、パッと櫻色側の花びらを数カ所スポット測光したあと、ハッセルに持ち替えてシャッター速度・絞りを設定し、レンズを上に向けてピントフードを上げ、ルーペを跳ね上げてピントを合わせ撮影したものである。ここまで10数秒もあれば完了してしまうのは、重量級の裝備がどうしても必須となってしまうビューカメラでは到底無理な所作である。

ちなみにハッセルブラッドのピントフードは上から覗く逆像タイプであるため、眞上を撮る際にでも首を上に向ける必要がなく、普通に正面を向いていればよい。これはもの凄い便利である。正像のアイレベルファインダーだと無理な藝當であらう。

用途に應じてフィルムは安價に選擇できる。しかも現在フィルムカメラは二束三文の叩き賣りである。フィルムの將來性が危ぶまれて早十数年であるが、フィルムは数は少なくなれどまだ存在し、危ぶんでいた十年前のプラスチック外装デジカメは今やゴミ以下の扱い、當時撮影した低畫素JPEGファイルは雑魚扱いでRAWは對應不能なソフトが増加である。私のハッセルは1999年製であるが、金属製の外見も大して變はらず、何の問題もなく相變はらずウルトラ快調である。昔撮影したフィルムは35mm判であれ、通常用途であれば解像度的にも問題ない。現實的に撮影可能な枚数を考慮した上でコスト的に観ても、フィルムはなかなか良い線を行ってると思ふのであるが如何であらうか?

まあ話がだいぶ逸れたのであるが、どっちにしろ用途に應じたフィルム選擇とカメラの持ち替へは、フィルム利用者の大きな選擇肢である。私の場合、手持ちはハッセルブラッドの一眼レフカメラ、三脚用途はウイスタのビューカメラ、手ぶらの場合はポケットにOLYMPUS XA、といふだけである。