「月イチ」9月度テーマ「静物」

體調の惡い日々を送つていたのであるが、さすがに三聯休ともなると三日目には良くなるものである。今週末は極力寫眞を撮るやうにした。昨日は阿蘇といふか九重連山までドライブと洒落込んだのだが、さすがにWISTA45SPを持って行く氣力が無く、HASSELBLADのみの貧弱裝備となつてしまったのである。ご免よ、お天道樣(笑)。

FP-100C45

といふことで今日はずいぶんご無沙汰していた月イチ會の揭示板を眺めつつ、9月度のテーマであった「静物」の撮影を行つてみる事にした。私の最も苦手な類いのものだが、單にほとんど撮つたことが無いといふ事でもある。だいたい良くわからんので、近くにあつたやつを窓際で撮つてみた。

撮影に際しては、歪みを少なくするため今年中頃から參戰中の250mmにご登場願つたが、殘念ながら蛇腹がこれ以上伸びないのでこの大きさとなつてしまつた。カメラが制約になりすぎる日々が續いている以上、そろそろ買い替えといふか買い足しが求められてきたのであらうとも思ふのである。

フイルムは即時現像が可能なやうに富士フイルムのFP-100C45を使つた。10枚組であるのだが、これも最後の10枚目。よく考えたら福岡に引つ越し前に買つたものであり、二年以上前のものである。微妙に赤みがかつているのはその爲と考えても良からう。

上の畫像はFP-100C45を剥いだ裏紙、といふかネガフイルムである。月イチ會に投稿した今回の成果=ちゃんとした寫眞はこちらからどうぞ。
http://www.flickr.com/photos/rockcape/6230037898/in/pool-1383848@N20/

フィルムを月に1本使うの会 4月分投稿

大変ご無沙汰になってしまって申し訳ない。超久しぶりに投稿した。半年ぶりくらいか。前にblogに掲載したものの別バージョンを投稿した。

http://www.flickr.com/photos/rockcape/5771777048/in/pool-1383848@N20/

いつも撮るのはほとんど中判か大型写真機であるが、桜の時期は35mmを使ってしまった。

今年は桜を大判で撮れなかった。無念。これからは反省して何でも大型写真機で撮るようにしよう(←無理

PRESTO x HASSELBLAD フィルムの詰め方

 arataさんからの情報により、どうやらブローニー120サイズのFUJIFILM NEOPAN PRESTO (ISO 400)が生産中止になるやうです。これは大變無念であります。私自身は全然モノクロを撮らない生活を送っていた爲、これが惡影響を及ぼしたのでは、と責任を感じます(え?)。

 冷蔵庫を見たら遙か昔に買ったまま使ってなかったPRESTO(4月期限切れ予定)が轉がっておりました。丁度お休みだったので、心を入れ替へて急遽PRESTOで撮りに行くことにしました。

 さて中判カメラの情報は135判よりも圧倒的に不足しているため、この辺りの啓蒙活動も豫てHASSELBLADにフィルムを詰める手順を掲載してみることにしました。HASSELBLADの中古は定番の500C/M辺りを中心に數萬圓で購入できるくらいまで下落中ですので、これを機會に是非買はないにしても中古カメラ屋などでお手にとってみてはいかがでせう? かなりの重量感と滿足度があなたをお待ちしています。

 後ろから。うちのモデルは503CWといふ現行モデルです。1999年に製造されたMILLENNIUMといふ限定品ですが、このバッチが付いてモデル名やボタンが金色になってる以外は通常の物と何ら變はらないものです。ホントは引き蓋も金色のものが付いてるはずですが、買ったときには付いてませんでした。實用品なので全くどうでもよろしいです。價格も通常品と全く同じだった爲、程度の良いこちらを撰びました。

 フィルムを詰めます。本體が巻き上げ狀態(チャージ濟み)である事を確認し、引き蓋を差してフィルムバックを外します。まぁ、別に外さなくてもいいんですが一應。付けたままでも問題ないと説明書にもありますのでお好みで。撮影中に詰め替へる際には付けたまま作業しています。

 開閉キーを捻ってマガジンの中身を出します。

 フィルムの箱を開けてキャンディーの包みみたいなフィルムを出します。

 ベリッと剝いてフィルムを取り出し

 そんのまんまキーを下にして右側にハメます。

 フィルムを留めている紙を引っ張るとクルクル廻って先っちょが登場。留めていた紙はもう要らないので外します。ゴミなので捨てちゃダメです。持ち歸りませう。

 フィルムの先端を引っ張ってマガジンをひっくり返し、裏に通します。上はひっくり返したところ。開閉キーを捻ると狀態にするとフィルムガイド(上の畫像の左側の金属の出っ張った部分)が上下するので、「OPEN」狀態でガイドを上に上げて先端をガイドの下を通し、「CLOSE」狀態にしてガイドを下ろして一旦フィルムを留めます(上がその狀態)。かうする事で次の作業がやりやすくなります。これ判りづらいんですよ。最初に相當惱みました。

 もう一回ひっくり返して、空の軸にフィルムの先を通します。富士フイルムの軸の場合、軸の中が「T」字の引っかけるポッチが付いていて、そこにフィルム先端を通すと○に「T」が引っかかって取れなくなります。Kodakのはこんな便利なの付いてないので、MADE IN JAPAN萬々歳であります。

 引っかけた後は開閉キーを「CLOSE」狀態に戻し、フィルムガイドを上げた狀態にして、上の畫像の右下のダイヤルをネジネジして巻き上げます。ネジネジネジネジ・・・。開閉キーをCLOSEにしないとフィルムが固定されてしまっているので巻き上げられません。注意。

 STARTが丁度眞上に來たところでストップ。これでフィルム裝塡が完了。

 マガジンに突っ込みます。開閉キーはまたもやOPEN狀態にします。しないと突っ込めません。

 開閉キーをCLOSEにして閉じます。

 マガジンの右側。巻き上げノブがあります。これを巻き上げます。慣れないうちはこの巻き上げをすぐ忘れます。巻き上げないと最初の3枚くらい撮れてませんのでご注意を。しかもこのマガジンは12枚固定なので、フィルムの後半が全く使はれないといふおまけ付きです。要注意。

 フィルムを裝塡したばかりの狀態だと○の窓が眞っ黒狀態です。ここに「1」が登場するまで巻き上げます。ジリジリジリジリ・・・・

 カクンと止まって「1」が出ました。ストッパーが効いてこれ以上巻き上げられません。

 巻き上げノブを反對側に廻して所定の位置に戻します。これで準備完了。

 マガジンをはめます。本體が巻き上げ濟みである事を確認する事。HASSELBLADはレンズ交換時も巻き上げされている事が條件になっているので、撮った直後に必ず巻き上げる習慣を付けませう。シャッター→巻き上げがワンセットです。

 引き蓋を引きます。角は丸めてありますが鋭利なのでけがに注意。

 マガジンホルダーに突っ込んで保持します。この現行型マガジン(IV型)にはホルダーが付いてますが、1990年代中頃以前のモデル(III型以前のマガジン)にはこのホルダーは付いてません。のでどっかケガしないやうに保持しませう。

 最後の仕上げ。フィルムの箱のラベルをむしり取ります。

 マガジン後ろの窓にラベルを突っ込みます。かうする事で何のフィルムが入ってるか忘れても大丈夫。ジャストサイズなのでちょっとキツキツですが、慣れるとたいした事ありません。

 完了。慣れるとここまで1分くらいで出來ます。さて撮影に行きませう。

 私のお散歩セット。ストラップをはめて小型露出計(SEKONIC ツインメイト)をポケットに入れて。HASSELBLAD 500シリーズは露出計内蔵してないので、單體露出計を使いませう。もしくは露出計内蔵型ファインダーを付けるか。更に重くなるのであまりお勧めしませんが。

 さて撮り終はったのでフィルムを取り出す作業です。引き蓋を突っ込んでマガジンを取り外します。先に同じく取り外さなくてもいいです。

 キーをスライドさせて取り外します。引き蓋を突っ込んだ時じゃないと外れなくなってます。さすが。

 巻き上げノブを起こして巻き上げます。ジージージージー・・・・巻き上げ終わったらノブが輕くなります。

 開閉キーをネジって中身を出します。入れたときと逆の軸にフィルムが巻き上がってます。ブローニーは「巻き戻し」できないんですね〜。一方向に行ってしまってお仕舞いです。

 出した。

 軸を取り外します。シールが付いてます。フィルムがほどけないやうに注意。ほどけたら感光して一巻の終はりです。

 現像しやすいやうにフィルムの先っちょを曲げます。

 シールをはがしてキツく巻きます。富士フイルムのはシールになってますがKodakとかのは切手みたいな糊になってますので、唾付けて張ります。國産バンザイ。

 120の取り終はった狀態。これを現像所に出します。

 その前に空の軸を次回撮影の爲に右から左に移しておきます。これも習慣づけておくと左右間違ってイライラする事が無くなるので是非。

 マガジンを本體に戻して、引き蓋を抜きます。保管する際には必ず引き蓋を抜いておかないとマガジンの遮光部分が曲がって光線漏れの原因になるので必ず引き蓋は抜いておく必要があります。次回同じフィルムを使ふ予定がない場合は、フィルム箱の切れっ端も抜いておきます。

 フィルムの入っていた袋がある場合は、念には念を入れて遮光のため戻しておきませう。まぁここまでやる人は居ないはず・・・と思っていたら結構みなさんやってらっしゃるのね。

 現像にはまだ出しておりませんので、明日以降出來上がり次第掲載します。このフィルムが無くなるなんてなぁ・・・

−*−

 いかがでせうか。面倒くさい? ライカなどと同じく、趣味の儀式はこれくらいあってむしろ當然です。21世紀の現在、完全機械式カメラを全て自らの手で操作するこの愉しみ。皆様もいかがですか?

フィルムは死なず

 昨日プロ寫眞機材屋のナショナルフォートのサイトにて、富士フィルムの中判フィルム規格である120の大規模な發賣中止のアナウンスが掲載されました。(現在では削除されています)

 月イチ會のarataさんのご盡力によりそれは誤報であり、單品1本賣りが無くなるだけ、といふ内容だった、という話でありました。

 私が120でよく買うリバーサルのASTIA 100F、Velvia 100F、PROVIA 100F、そしてカラーネガのPRO 400は5本賣りがあるのですが、REALA ACE、PRO 160NCやPRO 800など、そしてモノクロネガのNEOPANやACROSには5本パックが無く單品1本賣りであることから、新たに5本パック登場が期待できるというおまけ付きです。パック賣りの方が全般的に安價であるため、これは逆に大變嬉しい出來事でもあります。

 さてフィルムの消滅が危惧されて早10年、Blogを見廻せばフィルムはいづれ死に絶えるといふ論調もまだまだ見受けられます。が、依然として中判フィルム以上の解像度とコストパフォーマンスに優れたコンシューマーデジカメは登場しませんし、APS-C型または35mmフルフレーム型が主流で經濟惡化によって市場が収縮し安價モデルが席巻しているデジタル一眼を見る限り、將來的にもこの構圖はあまり變はらないのかもしれません。

 私自身はそんなことはさておいたとしても、フィルムと機械式カメラによる寫眞撮影、といふ極めて趣味性の高い行爲に滿足している現状であります。單體露出計でEVを計り、シャッター速度と絞りを設定し、撮って巻き上げる。小型・中判カメラならかういふ手順ですし、大型カメラであればもっともっとめんどくさい。

 しかしそのめんどくさい手順を經て得られる物は光を寫し撮った唯一無二の寫眞=フィルムであります。インチキレタッチの無い貴重な一枚。その貴重な一枚を撮るためにせっせと機材とフィルムを背負って今日も出かけるのであります。單純明快。

 丁度LPレコードのプレイヤーと針が無くなると20年くらい前に叫ばれてましたが、今でもバッチリ殘ってますし、逆にCDの方がダウンロード販賣によって市場から消えやうとしています。趣味性の高い嗜好品は数が捌けないとしても需要が途絶えることは無い、といふ好例でもあるのでせう。

 ポラロイドの復活も果たしました事ですし、この趣味性に關する需要がある限り、フィルムは生産され續けるだらうと信じてゐます。

 だから、今日もフィルムを使ひます。消費は投票行爲です。みんなも、たまには使はうよ!

フィルムを月に1本使ふの會 月テーマ「走り」優勝者發表!

私がお邪魔しておりますフィルムを月に一本使ふの會、隔月でテーマを決めてコメントの多い人を優勝者とすることになっております。

で、今月のテーマが「走り」。中判・4×5メインになりほとんど動體を撮らない私なのでどうしたもんか、と思っていたところ年末のどたばたに巻き込まれてしまい、ストックからの選別はおろか提出・コメントすらできませんでした。殘念であります。

で、今月の優勝はパチーリさんの作品。うちの車じゃこんなの撮れないですな。おめでたうございます。次回は「光源」ださうです。えー

フィルムを月に1本使ふの會 12月度分

 フィルムを月に一本使ふの會、12月度を提出致しました。こちらからどうぞ。先月は壯絶なまでに多事で忙しく、寫眞あんまり撮ってないなぁ、と思って數へたら、

  • 135(35mm判) ネガ 36枚撮り・・・3本
  • 120(ブローニー判) ネガ・・・6本
  • ポラロイド Type 600・・・1箱

なんていふ結果に終はりました。リバーサルを一本も使はなかったのは珍しい事でありますし、4×5を1枚も撮れなかったのは無念であります。

 今月もかなり忙しい予定なので、4×5をまたもや使へないなぁと諦め氣味です。が、義務感で撮るのも違ふなぁと思ひますのでこんな感じで今年も進めて行かうかと。

フィルムを月に1本使ふの會 月テーマ「あか」優勝者發表!

 フィルムを月に1本使ふの會、11月度からテーマを決めて撮り比べることになりまして、コメントが最も多い寫眞・撮影者が優勝、といふ事が始まりました。初回テーマは「あか」。私の方はこんな寫眞を投稿しましたが・・・

 で、結果発表。優勝は九尾さんでした。優勝作品はこちらからどうぞ。期限切れのFUJICHROME PROVIA 100 (RDPII)を使ひ、眞っ赤っかの寫眞であります。これはヤラレた。すばらしい。未見の方は是非どうぞ。

フィルムを月に1本使ふの會 11月度分

 フィルムを月1本使ふの會、11月度分を提出しました。今回は4×5のリバーサルフィルムです。こちらからどうぞ。


(WISTA 45 SP、CM FUJINON CM Wide 150mm F5.6、Kodak E100VS)

 11月の中頃に撮ったやつなのでまだ紅葉が無いです。今日同場所に行ってきましたが、周圍も含めてだいぶ色付いていました。

 一箱1000円で投げ賣りされてたKodakのE100VSの4×5シートフィルムを使ってみました。色味が富士とはやはり違う感じで、ちょっと黄色めであります。これがVelvia 100Fだったらもう少し緑と青が強めかな? あと8枚殘ってるので、早めに使はねば。

 今月はHASSELBLADを集中的に使ひました。大型寫眞機だと三脚必須となり、人混みで撮るのが憚られるので、首都圏で使ふのはなかなか難しいのであります。そんなところはハッセルで手持ち撮影となる譯でして、どうも4×5シートフィルムの消費が思ふやうに進みません。もっと撮りたいであります。

 今月は4×5リバーサルが2枚、120リバーサルが3本、120ネガが11本、135ネガが7本、ポラType 100が1箱でした。

テーマ「あか」 フィルムを月に1本使ふの會

 arataさんところでやっているフィルムを月に1本使ふの會で、新たにテーマを決めて投稿するルールが追加されました。

 今回の(今月の)テーマは「あか」。あかと云へば「赤」「朱」「紅」「垢」「閼伽」「亞科」・・・とまぁ色々あるとしても、奇を衒ふのも何なので、「あか」から直接連想してしまった「朱」で行くことにしました。

 ストックもOKとの事でしたので、今月撮った中からGakkenflexを使った雷門のやつを選擇しました。無理矢理塗り繪系のデジカメに汚染された眼にとっては地味な朱かもしれませんが、實物もこんなもんなので、このままレッツゴーであります。

 私の提出分はこちらからどうぞ。ちなみに、本題で最もコメントが多かったメンバーは、各メンバーのブログで紹介&次回のお題を決められるといふ素敵な賞があるさうです。こちらから一覧を見られるので、ご興味のある方は是非。