晩秋の阿蘇・其の貮 大觀望

其の壹はこちらへ。

大觀望(Click to large)

其の壹を書いてから暫く經ってしまったのだが、再開。前回は大觀望の展望所から見て左側だったのだが、今回は右側を4×5で。パラグライダーが氣持ち良ささうである。

WISTAで煽ってピントを手前から奥まで全部合わせてみた。絞りはF54程度で、1/15程度だったかと思ふのだが、シャッター速度が遅くてパラグライダーがぶれている。まあ想定通りではある。現場は非常に明るい狀況だったので、フィルムは青っぽくなっているが、色温度が高いのでまあこんなもんであらう。フィルターなんぞ持ってきとらんし。

やっぱり廣角が欲しい。75mm程度(35mm判換算で21mm程度)がいい。WISTAに標準ボードで付くかどうか不明であるが、説明書を見る限りでは何とかなるやうではある。ライズ・フォールしなければ何とかなるだらう。たぶん。

MacでRuby 1.9.2を使う

我が家のマシンはほぼ全てMacなのであるが、Mac OS X 10.6に入っている最新のRubyは

ruby 1.8.7 (2009-06-12 patchlevel 174) [universal-darwin10.0]

である。私は最新の1.9.2が使いたいのでFink等を見たがどうも1.9系を見つけられん。もちょっと調べるとMac Rubyがある。ここの最新版がどうも1.9.2に対応しているそうなので入れてみた。

MacRuby 0.8 (ruby 1.9.2) [universal-darwin10.0, x86_64]

Mac Rubyは /usr/local/bin/macruby としてインストールされるので、それを使う。実体は/Library/Frameworks/MacRuby.framework/Versions/Current/usr/bin/macruby である。

このような開発ツールに関してはLinuxの方が開発が盛んであるため、Mac単体で行うにはちょっと厳しい。UbuntuやFedoraなど魅力的なものも多いため、悩ましいところである。Parallelsなどで平行利用が現実的だろうか。

何故ASTIA 100Fの35mm判が生産中止になるのか

寝耳に水状態。富士フイルムがASTIA(アスティア)100F(RAP F)の135判(35mm判)を生産中止にするさうだ。

リバーサルフィルム・黒白フィルム 一部製品販売終了製品のご案内
http://fujifilm.jp/information/articlead_0066.html

何故この時期に、といふ點はさておいたとして、まあ賣れなかったのかな、といふのは間違いなからう。

かくいふ私も35mm判のASTIA 100Fは殆ど使った事が無い。勿論何度かは使ったのだが、安めのTREBI 100Cをよく使ってた關係上、殘念ながらそんなに出番が無かった記憶がある。

ASTIA 100Fは確かVelvia 100Fと同時期に販賣開始されたかなり新しいフィルムである。舊ASTIA 100を、新素材で高耐久性を持たせ、粒状性をRMS10から7に改善したと宣傳された事は記憶に新しいのであるが、それが消えてしまうのはどうも腑に落ちない。

が、何と120判以上のフィルムはそのまま存續である。これは何故か。

實際問題として35mm判を使ふ場合、問題となるのがその粗さと小ささだ。今時の1000萬畫素級のデジカメ畫像と比較した場合、元々塗り繪であるデジカメのJPEGは「くっきりはっきり」系である。小さい畫素なので、くっきりした方が何となく良く撮れてる雰圍氣が出るのである。デジカメ自體が何となく寫眞を撮った氣にさせる、雰圍氣を愉しむシミュレーターのやうなものだろうから、その目的には叶っているだらう。

さういふ眼から見ると、ASTIA 100Fはどうもシャキッとしない「眠い」寫眞が上がってくる、なんて多分大半の方々はさう感じていて、實際賣れなかったから今回の措置、なのだらう。

デジカメに引きずられて好まれるやうになった「くっきりはっきり系」の、PROVIA 100FやVelvia 100Fの方が賣れ、その結果賣れなかったASITAは退役。消えるべくして消えるという感じだろうか。何か間違ってるやうな氣もするが、對象の日本マーケットがこのていたらくなので致し方あるまい。

Kokura castle with ASTIA 100F

(ライトボックスの上でiPhoneにて撮ったASTIA 100Fの畫像。Click to large)

だが、これがブローニーや4×5になるとあら不思議、元々のフィルム面がめちゃくちゃデカいからそんなに「くっきりはっきり」してなくても意外にいけちゃう事實に驚く。實際私自身がさうなのだが、ルーペで見る場合にも兩眼で樂に見へるし、紙に焼く・印刷する場合も最低六切り以上になるので、そんなにクッキリハッキリしてなくても全然OKである。

むしろそのサイズ以上になってくると、各所がちゃんと寫ってるか、解像してるか、潰れてないか飛んでないかの方が氣になってくる譯で、階調性が壮絶に優れているASTIAの獨壇場である。なのでHASSELBLADで撮る場合の私の標準フィルムはASTIA 100Fである。

殘念ながら4×5の方はVelvia 100Fの方が登場機會が多いのであるが、これもそのうちASTIA化しやうと思っていた矢先のこの發表である。富士フイルム側はこのやうな事をちゃんと理解してるからこそ135判のみディスコンにして、PRO160NSのやうにブローニー以上のプロフェッショナルモデルにしたのであらう。良く判っとるなぁと妙に感心する次第である。

でも35mm判を使ってた方々も居るだろうし、もっと實際の利用者は聲を上げるなり交渉するなりして存續に乘り出した方が良いと思ふ次第である。もしくはB&H等々から個人輸入するか、だらうか。

晩秋の阿蘇・其の壹 大觀望

大觀望
(Click to large 2000 pixels width)

先週末であるが、晩秋の阿蘇を堪能しとらんなぁといふ事に氣付き、急遽阿蘇まで高速を飛ばす事にした。折角九州に戻ってきたのであるから、こんくらいは味はっておかんと勿體ないのである。

暫く4×5で撮ってないので、今日こそはとWISTAを持ち出し、予めカットホルダーに詰めて半年間放置されていたVelvia 100Fを10枚持って出發。目指すは外輪山。

大觀望到着したのは晝過ぎ、さほど空氣が澄んでる譯でも無い状態ではあるのだが、ああPLフィルター持ってくれば良かった、と心の中で思ひながらそのまま撮影に。生憎天氣だけは良かった事が救ひである。

かういふ場所では折角なので煽りを使って手前と奥(無限)に同時にピントを合わせる。多少フォールも使っているが、一寸だけ。絞りはF56くらいだったような氣がする。よく憶えるとらんが、別にフォトコンに出す譯でも無いのでどうでも良いのである。

とりあえず4×5であるから、いつもよりもちょっと大きなサイズでアップロードしておく。横2000pixelsなので、最近のデジカメと比較してもめちゃくちゃ大きい譯でも無いが、余裕のある解像が分かるのでは無いだろうか。分からんかなぁ・・・解像度を味わってもらおうと2400dpiでスキャンすると横数万ピクセルになるので、ブラウザークラッシャー(別名:嫌がらせ)と化す。なかなか難しい所である。

無論、本物の4×5フィルムをライトボックス上で鑑賞するのが最上である事は云ふまでもない。

富士フイルムの4×5サイズが20枚入りに

Velvia 100F 4x5

久しぶりに4×5を現像に出し、その歸りにフィルム賣り場に行ってびっくり。富士フイルムの4×5サイズが何と20枚入りになってをるではないか。QuickLoadの話ではない。通常のカットフィルムである。今頃氣付いたと云ふ事は、4×5であんまり撮ってない事がバレバレである。正直濟まん。

これまでは4×5フィルムと云へば10枚入り、なのでカットホルダーを5枚持っていれば10枚チェンジバックでホイホイと入れ替えて完了、であったのだが、これ20枚になったら余るではないか。何といふ事をしてくれたのだ富士フイルム!! あと5枚カットホルダー買うのか!?

でも10枚入りの袋が2つ入っていたらそれはそれでOKである。ので今度買って確認してみる事にした。

さて20枚入りにしたのは一回の購入での單價向上と妙に出來の良い二重箱のコストカットである事は明々白々であるのだが、まあその程度で大型フィルムが生存してくれるのは有り難い事である。がしかし、問題はここから。價格が上がっているではないか。

10枚入りの頃幾らだったのかさっぱり憶えて無いのだが近くにあった空箱を眺めるとヨドバシカメラのタグが・・・「¥3,340」でした。これがヨドバシ博多の窓を覗くと20枚入りで7200円程度。何といふ價格上昇。といふか定價ばいそれ!! Extremely low low pricesじゃなかよ!!

といふ突っ込みはさておいて、これじゃあ納得いかんなぁと檢索してみると、カメラのキタムラのネットショップにて安價に出ているのを發見。會員價格限定ではあるものの、約6500円程度。をを、上のヨドバシ價格よりも安いではないか!!

このキタムラのネットショップは近くのキタムラのお店渡しが可能らしく、送料がケチれるっぽいのも良い。近々試してみる事にするのである。

技術系のサイトを再開

その昔、技術系のサイトをやってた記憶があるのだが、止めてから早5年以上が經過しているのである。月日が經つのは早いものである。

その間、私もIT系の雜誌を中心に連載を何本か持つ身であったが、雜誌も悉く無くなり、それと平行してわざわざ紙媒體に書く内容も無くなりつつあり、といふ事で、そろそろ自分のWebサイトを再開しても良からうと思ふ譯である。幸い武者返し.comといふサイトをこの際寫眞系サイトと分けた事もあり、じゃあついでに技術系のサイトも再開、と。

私自身もコンサルタントとして一歩引いた立場から現場でのお仕事にチェンジし、現場技術者としてのブランクを克服しつつある。6年前と違ふ所は、Googleがいつの間にか幅を效かせている所であらうか。

一發目の投稿にも關はらず特に大したネタも思ひ付かないので今日はこのくらいにしておこう。ちょくちょく更新します。

福岡の現像事情

殺人担々麺

さて福岡に引っ越してそろそろ一年、まではいかないのだが、銀塩愛好家としては、フィルムを撮った場合の現像所が最大の懸念點であった。

通常の35mm判ネガフィルムの場合、ミニラボ(街の寫眞屋さん)がその辺にあるので良いのだが、問題は中判以上のネガフィルムとリバーサルフィルム。特にリバーサルはよく使ふし、こいつがいつまで経っても現像されないと云ふのも氣持ち惡いのである。

福岡の市街地、天神・博多の周りは主にフジフイルムのパレットプラザやキタムラ、タカチホカメラ系列、あとはパレットと同様だが元ダイエー系列の55ステーションが多く見られる。ここら辺にリバーサルを出した場合、當然ながら「ラボ送り」になってしまうのである。

そのラボであるが、クリエイト福岡といふ所が博多の外れの祇園といふ所にあるのだが、博多驛からはちょっと遠い。通勤電車の途中であるが、降りてさらに歩いて5〜10分といふ、これまた微妙な位置にあるのだ。

このクリエイト福岡はひょっとしたら九州で唯一のリバーサル現像可能なラボなのかも知れんのであるが、ここに朝9時に出した場合、上がりが17時である。35mmも120も4×5も同様。その日のうちに出來るのは良いのだが、仕事の關係上當日に出して當日に受け取るのは至難の業である。

さういふ譯でめんどくさい私は會社の近くであるヨドバシカメラ博多に出すのであるが、ここに出した場合、中一日。月曜日午前中に出して、水曜日晝に出來上がる事になる。以前別のミニラボに持って行ったが「いつになるか分からん」と非常に不安になる回答をもらった事もあり、ヨドバシ一擇なのである。

さういふ譯で、今日もヨドバシに通ふのであった。話長いなぁ(^-^;;;

2012/05/02追記:
當時存在した、ここに記載されているクリエイト福岡は閉店してしまったため、現在福岡にプロラボは存在しないやうである。博多のヨドバシカメラ、または天神のこおのカメラかビックカメラ辺りに出せば、福岡南の現像所送りとなり、中一日〜中二日で戻ってくる状況である。

35mmシステムの有り難さ

寫眞のBlogを分けた事もあるが、これまで雜誌執筆の延長で「ですます調」で書いていたのを、より個人性の高い「だである調」に變へてみた。ご容赦頂きたい。

さてけふは福岡國際マラソンが近所で開催された事もあり、道路狀況があまりよろしくない(通行止めされまくる)ので、ならばとテレビで中継を途中まで見ていたのを切り上げ、平和臺競技場に急行した。昨日は大型寫眞機を担いで阿蘇の外輪山をえっちらおっちら登った事もあり、けふは輕いのがいいなぁと思ひ、暫く使ってなかったM-1のシステムを持ち出す事にした。

OLYMPUS M-1 system

いつもはかういふ場合HASSELBLADのシステムを持ち出すのだが、長焦点距離のレンズをまだ持ち合わせてない事もあるし、何よりそれはそれなりに結構重いといふのもあってパス。とにかく輕く、とにかくチャチャッと撮れる事。F6を持ち出すのも嫌な感じだったので、M-1に登板してもらった。

我が家のM-SYSTEM (OM-SYSTEM)では現在3本のレンズが残存しているが、28mm F2.8、50mm F1.4、90mm F2 MACRO、これとM-1本體の総重量が1kgちょっと。何といふ輕さ。こいつらをLoweproのバッグに突っ込む譯だが、それでもバッグはスカスカ。だいたいこの3本があれば何でも撮れる。欲を言へば180mm F2.8がもう一本あればもっと良いのだが、さうなるともっと重くなる(財布は輕くなる)から先の話である。

最近35mmで撮ってなかったのでフィルムあるか!?と冷蔵庫を覗くと、Velvia 100Fが上手い具合に2本轉がっているではないか。箱を捨ててしまったためいつ買ったのかよく分からんが、まあ良いだらうとチャッチャと詰めて現場へ急行。

福岡國際マラソン

さて平和臺の現場では人もそこそこ(まあ福岡なので)で、先頭の選手が突入してくる3分前くらいに到着。先頭の選手が駆け込んでくるのをのんびりと應援しつつ、動的に合わせるのもダルかったため、90mmを付けて1/250-1/125の置きピンでじゃんじゃん撮る事に。撮れたかどうかは現像が上がってきてからのお樂しみ。

現場で感じたのは「撮りやすさ」。當たり前である。露出計は内蔵していて、輕い。とにかく輕い。三脚含めて7-8kg超の大型寫眞機と比べるのがおかしな話であるが、たった1kgちょっとが筋肉痛の我が身に有り難いのである。これだけで十分なメリットである。

ただ、撮った事の滿足度はやっぱり「感光サイズ相當」。4×5の強大な滿足度に比較しても、ほんのちょっとなのである。フィルム一本分じゃんじゃん撮った割に、どうも滿足しないのだ。これは單に大判ジャンキーであるだけの話かもしれない。が、結果を見てもたぶん釋然としないはずである。どうしても4×5と比較してしまうため、「もっと高精細に寫っててよ!」との心の声が(笑)

とはいえ、この小型のOM-SYSTEMも、久しぶりに使ってみて本當に良くできているものだと再確認できた。現像のあがりを見て、それなりの成果を上げてくれれば、もう一・二本レンズを足してみるのも良いかもしれん。

紅葉とスポット測光

JapaneseFall
(click to large image)

先週末、近くの公園にハッセルを持ち出して120を一本だけ撮りました。非常に風が強く寒い一日でしたが、幸運にも晴れたので最後であらう紅葉を撮れました。良かった良かった。

最近はセコニックのツインメイトというポケットサイズの中央部重點測光なやつを使っておりましたが、そろそろ馬鹿になりさうな予感がしたので、デカいですが最強のL-758といふやつを持ち出してスポット測光することにしました。日向と蔭が交互に入り乱れる難しい所が多かったのですが、スポットだと「ここに合わせたい!」といふ箇所に向けて計れば良いため、極めて便利であります。

ただ、中央部重點測光もさうなんですが、色によって反射率が違ふため、色による反射率の違ひを頭に入れておかないと殘念な結果が待っております。紅葉の朱は概ね18%グレーに近いため出た目OKですが、逆光で撮る場合はまたさらに補正が必要な場合もあり、まあ勘と経験と度胸の世界ですな。慣れたら寫眞機が變はっても全部同じ方法で撮れます。

で、今日現像があがってきたのですが、全12コマ露出OKでした。大概一コマくらい失敗があったりしますが、今回はバッチリでした。よしよし。かういふ場合の定番はVelviaですが、PROVIA 100Fもなかなか良いです。