寫眞が撮りたいものである

6月以来未更新であった。近況報告である。

私事であるが、祖父が鬼籍に入ったためその關聯で更新の時間が無かった、といふことプラス、海外出張等が入ったこともあってまともに寫眞すら撮れなかった、といふ、人生にはまあかういふ時もあるよな、といはんばかりの状況であり、ブログ更新は二の次にせざるを得なかったのである。

さうかうしているうちに、世の中はだいぶまた様変はりしてきた。漸く選挙が行われ、恐らく十中八九政権交代になるであらう流れはもはや止めやうもなく。自稱インテリ左巻きが妄想と思ひつきで國政をいじったら何が起こるか、と云ふ恐ろしいことがリアルに実感できた3年であったが、そのための代償は大きすぎるものであったと云はざるを得ないだらう。インチキ詐欺フェストは何も実行されず、一方円高は止まらず家電業界や自動車業界・流通販売系はズタボロになり、各家庭には増税だけが残った。その代はりに理解できたこととしては、有権者の選別を經ていない一部のTV・新聞・そして官僚とその取り巻きが好き放題に民意を歪め操作しまくっている、といふおぞましき実態である。まさに清朝末期の宦官を彷彿とさせる状況に思へるのだが、今後数度の選挙を経て恐らく自浄作用としての殲滅・選別が起こるであろう事は想像に難くない。海外と比べ日本はもっと良くなる可能性大の超有望株だと思うのだが、どうも舵を握っている連中が不甲斐なさ過ぎる(狙って潰してる?)のが問題である。

また一方、Internet界隈では無敵とも云へたGoogleが収入面でつまづき、Facebookが凋落しはじめ懐かしのmixi化を辿る一方、そこに掲載された個人情報は突如の規約・ポリシー変更などと共に売り捌かれ始めたやうだ。只ほど高いものは無い、といふ古からの教へ無視した結果なのでご愁傷様としか言ひやうが無いのだが、クラウドだ何だと言ったところでその運營會社が信用できないことには全く危險でしかなく、個人情報や発信源はやはりOSレベルから個人で確保しておくのが最も安全、といふ、これまた詰まらない結末に帰結しさうな勢いである。私の場合は、メインをBlog側にしTwitterに更新情報を流しつつ、他は放置といふ状況になるであらうと予測している。これ系もいちどまとめたいなぁ。

さて寫眞である。コダックが倒産したけど、富士フイルムメインの私には全く影響が出ず。日本萬歳。が、撮れたのはF6で海外出張時にちょいと撮ったくらいで、あとはゼロ。悲しき實態である。本職側の都合上来春過ぎまでこの事態が續きさうなのだが、その後を改善する爲に、以下の改善を計畫中である。

  • 大型カメラの改善。輕く、蛇腹がもっと伸ばせるものに變更
  • 大型カメラ用レンズの改善。手薄だった廣角側(- 90mm)+超望遠系(600mm – )を揃える
  • スライディングロールフィルムホルダーの改善。多角フォーマット對應
  • 4×5モノクロフィルムへの挑戦。安いといふのもあるけど、大型寫眞こそモノクロが生きるなといふ氣がしてきたので
  • 三脚の改善。持ち運びを樂にするため、もっと頑丈でコンパクトなものを
  • クイックリリースプレートの導入。ワンタッチ着脱のため

要するに大型ビューカメラに絞らうといふ話でもあるのだが、35mm系はF6+SB-800による自動調光とお店プリントがやはり便利なので、そのまま。ハッセルもそれ以外の三脚禁止系旅行に便利なのでそのまま、といふのを考えている。可能性として考へられるのは、ハッセルの望遠系(150mm – 250mm系)を一本だけ買う、程度だらうか。180mmが一本あれば充分なやうな氣がする。あとは追加投資を行ふ理由も見つからず、現状維持。

上記のうちどこまで實現できるかどうかは全く不明であるが、無理でも徐々に實現し、氣輕に4×5、せめて6×7以上をホイホイ撮れる環境を作りたいと考へている。


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