フィルムを月に1本使ふの會 6月度分

 arataさんの所で開かれている『フィルムを月に1本使ふの會』に參加しました。6月提出分をFotologueに上げましたので、ブローニーの高精細畫像をお樂しみ下さいませ。元々は1200dpiでスキャンしたため2-3000㒼畫素程度でしたが、ちょっとサイズを落として2000×1650で上げております。Fotologueに擴大機能が見つからないのですが、Webブラウザーの大きさを廣げるとよいやうです。

 つい先日までは、CanonのIXY DIGITAL 200に始まりCanon PowerShot G3を経てOLYMPUS E-300、OLYMPUS E-500、OLYMPUS E-1を経由してNikon D2Xsまでどっぷりデジタル生活に浸かっていた私でしたが、その機械の使ひ捨て感覺と寫眞といふ物質の殘らない空虛さ、塗り繪全開の眞贋性欠落ぶりに、ふとした寂寥感を感じてデジタル一眼と對應レンズを全て賣却してしまひ、フィルムに戻った※私です。

 フィルムもスキャナーで量子化すればCGの一種ですが、これは公開のために便宜的にJPEGといふ符号化形式にコピーしただけであり、原本たる寫眞すなはちフィルムは私の手元で美しき輝きを見せております。この冗長さ(といふIT業界用語は嫌ひなのですが)は今の私に必要な「物の重さ」を與へてくれます。仕事柄故の電子まみれの日常から解放され、自身の存在と同一性を確認しつつ右腦を活性化させるには大變良いリハビリテーションでございます。

 

 ※戻りすぎて中判を突き抜けて大型寫眞機まで逝ってしまったのは内緒です(^^;;;;

雨の横須賀菖蒲園

 さて先週土曜日ですが、横須賀菖蒲園まで行って參りました。 當日はザンザン降りの大雨。菖蒲や紫陽花はかういふ雨の時こそ輝くものです。ので、強行致しました。

 装備はHASSELBLAD 503CWの中判一式と、WISTA 45 SPの大型寫眞機一式です。濡れたら大變なので、エツミのカメラレインジャケットJを準備。バッグはLoweproなので元から防水装備があるのでOK。自分自身は登山用Gore-Tex採用の上下+靴で完備。これで何とか。

 さてザンザン降りの現場はやはりさほどお客は多くなく、かなり良い具合に咲いているにも關はらずのんびりと撮影が出來ました。有り難うございます。

 寫眞があがってきたのですが、まだスキャナーが調達途中なので致し方なくiPhoneでライトボックス上にて無理矢理撮影したのを載っけておきます。ピント合わないなぁ・・・


額紫陽花。ようやく大判で撮れました。前枠を煽ってピント面を横に倒し、蛇腹を倍の300mmに延ばして露出倍数x4です。
(WISTA 45 SP、CM FUJINON CM Wide 150mm F5.6、FUJICHROME Velvia 50、増感+1+1/3、C-PL)


こんな寫眞を何枚か撮りましたが、調子に乗って煽って撮ってるとT 400mmのイメージサークルが小さすぎて、上がケラれてます。まあこれはこれでOKとして、T(テレ)タイプはあまり煽れないってのは殘念ですなぁ。
(WISTA 45 SP、FUJINON T 400mm F8、FUJICHROME Velvia 50、増感+1+1/3、C-PL)

福島縣三春瀧櫻 滿開 十二年ぶりのライトアップ 大判寫眞デビュー

 さてやって來ましたるは
福島縣三春町。今年で四囘目。 朝5時に出発して、到着が13時頃。駐車場が爆裂に混んでいて大変な目に遭ひました。
今年は滿開に休日がぶつかった爲、もの凄い人だかりでございました。

 無論近くは込みまくってるので、空いている場所を探してから三脚と大型寫眞機を組み立て始め、準備が整うまで10分。いやぁ大變です。ヒィヒィ言いながら組み立ててると、興味がある方々が寄ってきてじっくり眺められます(^^;;; ああ、この重圧に耐へてこその大判寫眞でせう。

 當日はカンカン照り、しかも冠布といふ「かぶり布」をまだ持ってない状態だったため、いざ瀧櫻に寫眞機を向けても、ファインダーがほとんど見へずピントが判らない。ピントグラスのフードを立て、手で光を覆いながらTOYOのルーペで頑張って覗き、レンズをライズ+シフトして構圖を整へて、ようやく撮らう! といふまでに約一時間(^^;;;

 大判寫眞の定理ですが、一枚當たりの氣合ひの入り方が違ひます。しかも慣れてないのでかかる時間が通常の数倍。これは嚴しい。

 今年は例年行っていない夜間のライトアップを、何と12年ぶりに行ふとの情報を得てをりましたので、フィルムは相反則不軌の少ないVelvia 100Fを準備。夜まで粘って8カット撮影。もうこれだけでヘトヘトです・・・

 * * *

 しかし、帰宅後プロラボから上がってきた現像を見て、その疲れは吹き飛びました。何といふ緻密かつ高精細な描寫!! 何といふ立軆感!!

 ええ、もう小型サイズには戻れない軆になってしまいました(^^)v

 とはいえ、いざBlog用にスキャンしようとして、4×5用のホルダーを探しても無い。何と、我が家のスキャナーEPSON GT-X750がブローニー判までにしか對應してない事に氣づきませんでした。何てこったい! 速攻で賣り捌きました。

 ※追記 新しひGT-X970が我が家に到着したので、ライトボックス上で撮ったiPhoneのヘボい畫像から一部差し替へました。

 
ライズして形を修正しつつ、深いピントでがっつりと。GT-X970でスキャンした畫像へ差し替へました。
(WISTA 45 SP、CM FUJINON CMW 150mm F5.6、FUJICHROME Velvia 100F、F45、1/2秒、C-PL)

 
辺りは暗く、ライトアップが徐々に。ライズ&シフト。
(WISTA 45 SP、CM FUJINON CMW 150mm F5.6、FUJICHROME Velvia 100F、F45、4秒)

 
ライトアップが雄大な瀧櫻を彩る。この高精細さがお見せできないのが辛い!。辺りで大型寫眞機で撮影していた人は居なかったので、貴重な一枚。
(WISTA 45 SP、CM FUJINON CMW 150mm F5.6、FUJICHROME Velvia 100F、F45、8秒、iPhoneで撮影)

大型寫眞機用レンズ CMフジノン CMワイド 150mm F5.6

 さて本体のWISTA 45 SPは無事入手・整備できたものの、肝心のレンズが無い。

 大型カメラのレンズで、ほぼ見た目どおりの畫角は150mm〜210mm辺りと言われております。35mm判の50mm近辺の話です。アレコレ惱んだ結果、實績のある150mm(35mm判換算42mm辺り)に決めました。ちょっと廣角氣味です。大判寫眞は雄大な描寫に優れているし、これ以上の廣角はあまり使わんだらう、といふ算段です。

 次はメーカー。大型カメラ用のレンズメーカー、しかもサポートを考慮しての國産ともなると、概ね以下の選擇枝しかありません。ニコンは既に撤退してをりますので、まあ二つしか無いって所でせうか。

 海外製品を見れば、まだ豊富にあります。

 が、輸入後の價格が異常に高價、メンテナンスが面倒、と色々あり、地産地消を旨とする私はパス。あとはフジノンか、コンゴーか。

 散々惱んだ結果、設計が新しいフジノンレンズのスタンダードシリーズ(CMフジノンシリーズ)にしました。詳しい時期は判らないのですが、發賣當時の書籍等を見る限り、概ね2000年前後にモデルチェンジしているやうです。これの150mm。つまり「CMフジノン CMワイド 150mm F5.6」にすることにしました。

 今囘はケチケチ大作戰に則り(といふか出費を抑える爲に)中古のものを捜索。新宿中駆け廻り、やっとの思いでひとつ見つけました。聞きまわった結果、時節柄大判を始める人が多数(まあ、春なので)で、やっぱり最初に買う事の多い150mmは出てもすぐ賣れてしまう、との事。危ふく入手できない所でした。

 さて、レンズはこれで揃った。次はカットフィルムホルダー。毎年行ってる福島縣の三春町へ三春瀧櫻を見に行く予定だったので、それまでに揃えなければ、と急いでをりました・・・つゞく

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