東京8×10組合聯合會 第二回寫眞展に行ってきました

 既に連休中の話になってしまうのですが、東京8×10組合聯合會 第二回寫眞展にハッセル下げて行ってきました。WISTA45を下げて行こうかとも思ひましたがさすがに自制しました(^^;;;

8x10展入り口
(HASSEBLAD 503CW、Planar T* CFE 80mm F2.8、FUJICOLOR PRO400)

 會場は六本木のヒルズ横、十番商店街からちょっと横に逸れた場所でした。恐る恐る階段を下りていくと、めくるめく世界がそこに・・・

 8×10(エイト・バイ・テン、略してバイテン、8インチx10インチ)の寫眞機は、私が主に使っている4×5(フォー・バイ・ファイブ、略してシノゴ、4インチx5インチ)よりも縱横二倍に大きなフィルムを使うもので、そのバカデカいサイズ縛りで寫眞を撮るといふ何とも愉快な會合のやうです。

8x10展パンフレット

 會の感想ですが、そりゃまぁバカデカいフィルムから焼き付けられただけあって、微細なところまで見える猛烈な解像感が大變印象的でした。近づくとまるでその場に居合わせたやうな錯覺をもたらすほど微細な表現といふのも趣があって良いものです。

 また、微細な表現といへども、質の惡く低い解像度を隠すためにギンギンにどぎつくコントラストを上げたデジカメ畫像とは違ひ、見た感じからは柔らかな印象である點も大變心地よいものでした。印畫紙に近づいてよくよく眺めると、超高解像度のフィルムから光學的に感光された分、そのエッジ部分は解像感を持ちつつ、なだらか且つ微細なグラデーションを伴っている事も氣付きました。

 實はこれまでTRI-Xなど35mm判からプリントされたモノクロ寫眞といふのは、荒れた粒子感などから死の香りが強く感じられて私はあまり好きではなかったのですが、猛烈な解像感を持つかういふ超高解像度モノクロ寫眞には不思議と違和感を感じませんでした。むしろ暖かみすら感じます。強烈な刺激をもらった私も、4×5でモノクロ寫眞を撮ってみたくなりました。


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